東洋経済ONLINEに、「サラリーマンに医療保険は必要ない」という記事が載っていました。
僕が、つい先日書いた「ちゃんと調べてみたら医療保険なんて必要なかった」と同じような内容が書かれていました。
健康保険には「高額療養費制度」があるからそんなに医療費の心配はいらない、と書かれていました。
保険に助けられた人からは、「病気にならなかったから言える話です」「タラレバの話ですよ」と言われるかもしれません。
でも「高額療養費制度」と「付加給付」のことを知っていれば、僕は、15年間の医療保険を払うことは無かったと思います。
無知は浪費につながるのだな、とつくづく思いました。
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FP小屋洋一さんの上記の記事中には、「がん治療費用」のことも書かれていました。
がん経験のない人に「がん治療全般に関わる費用がどれくらいになると思うか」を聞いたところ、最も多い回答が「300万円より多い」の32.0%、次が「200万円程度」の21.7%、さらに次が「300万円程度」の19.7%で、70%以上の人が200万円以上必要だと考えていることがわかりました。
では、がん経験のある人に「がん治療に関わる費用は総額いくらだったか」を聞いたところ、最も多かったのが「50万円程度」の37.5%、次が「100万円程度」の31.5%で、約70%の人が、100万円以下で治療を終えられているのです。
僕も、何となく「300万円より高額」だと考えていました。
僕ががんになったとして、70%の人と同じように100万円以下で治療を完了できるかどうかはわかりません。
でも、万が一のリスクを突き詰めて考えていたら、保険のお金は無限にかかってしまうでしょう。
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「高額療養費制度」のこと、「付加給付」のこと、「がん治療費用の実際」のこと、少し調べればわかることはたくさんありました。
知っていれば払わなくてもよかったお金を、たくさん失ってしまったのです。
お金を稼ぐことに忙しくて、調べる時間や気力を失くし、苦労して稼いだお金をムダなモノで消費する。
こんなに馬鹿げたことはありません。
無知は浪費です。
肝に銘じます。
コメント
人生、気づいたもん勝ちですよね~
ロールシャッハさん
本当にそう思います。30歳の僕に説教したいです。