休職から退職を考えている方へ

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読者のTAさんからこんな質問をいただきました。

私も正吉さんと同じく、もう限界だと思い、会社を辞めようとしてからの休職でした。
ただ、私の場合は休職後、すぐには辞めることができず、ズルズルと半年以上の期間休職をしております。
当初は行っていた上司との定期連絡も3ヶ月を過ぎる頃からなくなり、今では人事からの事務的な連絡のみとなっております。
最近になり、ようやく退職をする決意ができたのですが、これだけ休ませてもらっておきながら復職もせず退職するのは非常識だろうかといった考えが止まらず、また、定期連絡も途絶えていることもあって、どのような連絡をすべきか、どう切り出して伝えるべきか、など思い悩んでいるうちに二週間経過してしまいました。
休職中に辞意を伝える方法について、私なりに考えてはみたのですが、なかなか答えが出せず、正吉さんがどのように辞意を伝えられたのかお伺いしたく、コメント致しました。
どうぞお願いいたします。

実は、他にもメールなどで、休職や退職に関する質問や問い合わせをたくさんいただいています。
他の方にも役立つ内容かもしれないので、回答を記事にさせていただきました。
(TAさんに、引用と記事にすることを承諾していただきました。ありがとうございます)

休職から退職をする

辞意を伝える方法

まず、僕が「どのように辞意を伝えたか?」ですが、最初は面談で上司に伝えました。
「上司に辞意を伝えました」

そして、休職してからの辞意はメールで上司に伝えました。 「会社を辞めます」

直接会って話すのはツラいと思いますし、電話ではうまく話せないと思いますので、メールで伝えてみてはいかがでしょうか。
「医師とも相談した結果、」という言葉を入れれば、いろいろなことがスムーズに進められると思います。

休職してから退職するのは非常識か?

これだけ休ませてもらっておきながら復職もせず退職するのは非常識だろうかといった考えが止まらず

ここは判断が分かれると思うのですが、
僕の場合は、「会社の上層部には、あまり気を使ってもらえなかったので、こちらも気を使いません」という態度で接しました。

退職の連絡もしませんでしたし、挨拶もしませんでした。(非常に非常識ですね)(^^;)
直属の上司は人間として良い人だったので、ちゃんと連絡をしました。

非常識と思う相手が誰なのか?という疑問もあります。
親身になってくれた人には、個人的に退職の意思を伝えれば良いし、親身になってくれなかった人には、何も告げずに去ってしまって良いのではないでしょうか。

会社の人間関係をどこまで考えるか

当初は行っていた上司との定期連絡も3ヶ月を過ぎる頃からなくなり、今では人事からの事務的な連絡のみとなっております。

この部分が物語っていますね。

僕も、休職当初は、業務内容の問い合わせや、病状の確認を頻繁にされましたが、1ヶ月くらい経つと、自分が存在しないことに職場は慣れ始め、心配はしてくれていると思うのだけど、「放っておいてあげよう」という感じに変わってきました。そして、3ヶ月経って復帰が長引きそうになると、「もう放っておけ」に変わってきました。

冷たいなぁ もう、と感じたこともありましたが、これが現実です。
自分の代わりなんていくらでもいるし、会社の人間関係なんてそんなものです。

僕の場合は、会社で親身になってくれた人、仲良くしてくれた人とは、今もときどき会いますし、連絡も取っています。
でも、あれだけたくさんいた会社関係の知り合いからは、ほぼ何の連絡もありません。(皆、きっと忙しいんです)

割り切ってしまって良いのではないでしょうか。

休職から退職した後の収入と税金・社会保障費を考える

税金や社会保障の面で話をすると、
今、健康保険からの傷病手当を受給していて、会社からの給料を受け取っていないのであれば、復職せずに退職をすれば、今年の課税所得がゼロになって、来年・再来年の税金や社会保障費がとても少なくなります。

お金の面でも、会社を退職するタイミングをよく検討した方が良いと思います。

これは僕からTAさんへの提案なのですが、

もう、会社との関係は放っておいて、自分のこれからの人生だけを考えて良いのではないでしょうか。

これからの人生を考えるには、時間と余裕が必要になります。
病状が回復していないのであれば、さらに時間と余裕が必要です。

それならば、今の状態を維持して、回復を待ち、次の人生の準備をしてみるのはいかがでしょうか。

もし今、傷病手当を受け取れているならば、当面の生活費は心配ないと思いますし、退職した後でも、退職金と失業保険が受け取れると思いますので、いきなり無収入になることはないと思います。

退職することを決めているのであれば、割り切ってさらに休職して、病気が治るまで手当をもらいながら回復を待ち、税金や社会保障費が少なくなる良いタイミングで会社を辞めて、退職金をもらい、失業手当をもらって、新たな人生の備えをするのが賢い選択だと思います。(傷病手当は最長1年半受給できます。これは健康保険から給付されます。会社が負担するワケではありません)

僕もそうでしたが、心の病になってしまったのは自分にも原因があります。
でも、そこまで追い込んだ会社側にも責任はあるのです
会社側にも、ちゃんと償ってもらうべきだと思います。

もちろん、次にやりたいことが決まっていて、病気からも回復して、お金の心配もそんなに無いのであれば、さっさと退職して、新しいことに突き進めば良いと思います。

会社の人がアレコレ言ってきても関係ありません。TAさんの人生ですからね。(^^)

会社を辞めることを決めたら、少しでも有利に辞められるように情報を集めましょう。
社内規定を調べることが最重要なのですが、休職していると規定や規則にアクセスできない場合もあります。

そんな場合でも、ネット上の情報や書籍などで知識武装をするべきだと思います。
退職日が1日違っただけで、大損することもありますので。

会社をやめるときの手続きのすべて」は、毎年更新されて出版されています。

休職と退職で得する裏技は、まだまだいろいろ考えられます。
どうせ辞めるなら、上手に少しでもお得に辞めましょう。

コメント

  1. Y より:

    とても似ている状況なので、コメントさせて頂きます。
    僕も会社生活に耐え切れなくなり、うつ病で休職中の者です。
    休職中に退職を検討しています。
    (正吉さんには個別に色々相談させて頂いています。ありがとうございます。)

    辞意の伝え方を含め、会社とのやり取り、色々気を使いますよね。
    僕の場合はまだ退職を決断できずに悩んでいるところですが、同じ悩みを抱えていますので、とても参考になります。ありがとうございます。

    TAさん、大変な状況と思いますが、良い方向に進まれることを祈っております。

    • 正吉 より:

      Yさん、ブログへのコメントは初めてですね。どうもです。(^^)
      会社は生活費を支えてくれるとてもありがたい存在なので、ついつい、いろいろと気を使ってしまうのですが、退職すると本当に何の関係もなくなります。(人も含めて)
      なので退職する意思が決まったなら、最後はできるだけ利用させてもらいましょう、というのが僕の伝えたいことです。
      Yさん、またメールしますね。

  2. atok440 より:

    正吉さん、こんばんは。

    atok440と申します。

    私ももう限界に来ています。
    >休職と退職で得する裏技は、まだまだいろいろあります。
    >どうせ辞めるなら、上手にお得に辞めましょう。
    >詳しくはメールで聞いてくださいね。(^^)

    ご教授よろしくお願いいたします。

    • 正吉 より:

      atok440さん、はじめまして。
      メールをさせていただきました。返信いただければ助けになれるかもしれません。

      • たかし より:

        はじめまして、たかしと言います。
        私の妻が、うつ病で現在休職中です。
        「休職と退職で得する裏技」を私にも教えていただだけませんでしょうか?

        また、私もFPを取得を考えておりますが、どの辺までの取得を検討されていますか?

        • 正吉 より:

          たかしさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
          たかしさんの状況を教えていただけますか。メールをください。syoukichiあっとiwannabefree.infoです。助けになれるかもしれません。
          FPは1級!と言いたいですけど、まずは3級と2級を目指します。(^^)

  3. qaz より:

    正吉さん
    初めまして、こんばんは。

    休職中のqazと申します。

    >休職と退職で得する裏技は、まだまだいろいろあります。
    >どうせ辞めるなら、上手にお得に辞めましょう。
    >詳しくはメールで聞いてくださいね。(^^)

    ご教授よろしくお願いいたします。

    • 正吉 より:

      qazさん、はじめまして、コメントありがとうございます。
      メールしましたので、状況を教えてくださいね。

  4. あき0121 より:

    正吉さん
    初めまして、こんばんは。

    休職中のあき0121と申します。
    >休職と退職で得する裏技は、まだまだいろいろあります。
    >どうせ辞めるなら、上手にお得に辞めましょう。
    >詳しくはメールで聞いてくださいね。(^^)
    ご教授よろしくお願いいたします。

    • 正吉 より:

      あき0121さん、はじめまして。
      昨晩にメールをしたのですが、届いていますか。
      状況を教えてくださいね。少しくらいは役に立つかもです。

  5. 正吉 より:

    さこねえさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
    メールしました。詳しい経緯と、休職&退職のイメージをお教えください。力になれるかもしれません。

  6. Y より:

    正吉さん
    初めまして、こんにちは。
    現在休職中ですが、会社との対応で精神的にそろそろ限界です…

    >休職と退職で得する裏技は、まだまだいろいろあります。
    >どうせ辞めるなら、上手にお得に辞めましょう。
    >詳しくはメールで聞いてくださいね。(^^)

    ご教授よろしくお願いいたします。

    • 正吉 より:

      yさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
      メールをしました。経緯と、休職&退職のイメージをお教えください。力になれると思います。

  7. KH より:

    正吉さん
    初めまして、こんばんは。

    適応障害で休職中のKHと申します。
    目下退職を予定しています。

    >休職と退職で得する裏技は、まだまだいろいろあります。
    >どうせ辞めるなら、上手にお得に辞めましょう。
    >詳しくはメールで聞いてくださいね。(^^)

    ご教授よろしくお願いいたします。

    • 正吉 より:

      KHさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
      メールをしました。状況を教えてくださいね。

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