長男くんが学校に行かなくなり部屋にひきこもるようになった -不登校&ひきこもりの物語-

スポンサーリンク

前回からの続きです。

部活をやめて身軽になった(はずの)長男くんは高校3年生になりました。

学校に行きたくない理由は無くなったのだから、彼はもう大丈夫だと僕は思っていました。

でも、彼はまた学校に行かなくなりました。

ちょうど1年前くらいの4月半ばに、僕はこんな記事を書いています。

長男くんが、再び学校を休むようになってしまいました。

僕は、そのこと自体はあまり大きな問題とは考えていません。

昨年あれだけの思いをしたのに、やっぱり学校に行くことがツラいと感じるのであれば、彼にとって学校を辞めた方が本当は正解なのかも知れません。

高校中退というハンデを背負うかも知れませんが、彼が自分で決めたことならば納得がいくと思うし、そういう道だって「有り」だと考えています。

「少し学校を休んでも良いから、自分でちゃんと考えてごらん」と僕は彼に言いました。

事件はこんなときに起きました。

離婚の危機を迎えているのかもしれない

離婚の危機を迎えているのかもしれない(その2)

そして、僕の旅は続いています。

答はまだ出ていません。

離婚の危機を迎えているのかもしれない(3)

この事件が起きたとき、長男くんは「楽に死ねる方法を探した」と言っていました。

どうして生きなければいけないのか?

(後で聞くと、「結構具体的に考えたんだよ」と言っていました)

この事件の後、僕達夫婦は彼の不調の原因を突き止めるために、病院を探して相談をするようになりました。

頭痛の原因と対処のためにMRI検査を受けたり、「思春期外来」という心の病を扱う病院にも行きました。

思春期外来とは

思春期・青年期のこころの問題を対象に診療をおこなう専門外来です。ひきこもり、情緒の不安定(不安・いらいら・うつ状態)、 友人関係・親子関係の悩み、不登校、こだわり、対人恐怖、総合失調症、幻覚、妄想などの悩みに対応します。

でも、根本的な解決にはなりませんでした。

彼は最後まで言ってくれなかったのですが、僕は、不登校になった原因は「学校に行く意味がわからなくなった」のではないかと考えました。

今日、学校を休んだ長男くんといろいろ話しました。

会話の詳細は、オフレコです。

なんだけど、会話の中で

「もっと自由になりたい」

というフレーズが、彼から出てきました。

「『一流』って何?」

「いい会社とか、勝ち組とか、どうでもいい」

それに近い言葉も出てきました。

驚きました。

こういう考え方って遺伝するのかな?

「キミ、父のブログとか読んでないよね?」

思わず聞いてしまいました。

「もっと自由になりたい」って、自分の子供に言われたら

この考え方は、正直、僕が影響を与えてしまった、と思っています。

テレビを見たり、家族で会話をしてるときに、そういう思想みたいなことを僕はよく口走っていたので。。

6月になって、彼は再び登校するようになりました。

が、毎年学校に行かなくなる秋口に、彼は再び不登校になり、今度は自分の部屋にひきこもるようになりました

朝は、LINEで「頭が痛い」と伝えてきて、学校に持って行くはずだったお弁当を昼に自分の部屋で食べ、夕食時も顔を合わせたくないのか部屋で夕食を食べるようになりました。

これには僕が危機感を感じて「夕食は食卓で一緒に食べなさい」と言いましたが、妻と意見が食い違うこともありました。

ヒドい時期は丸2週間くらい部屋にひきこもって出てこない事もありました。

続きます。

   
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました