長男くんの不登校とひきこもりの話、続きです。
「受験も卒業も出来そうにない」
そう長男くんに言われたセンター試験の前日。
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午後になって、長男くんの部屋からガタガタと音が聞こえました。
(何してるんだろ?)少し心配になって、彼の部屋を覗きました。
彼は何かを探しているようでした。
僕「どしたん?」
長男「ちょっと書類が見つからなくて・・」
僕「何の書類?」
長男「あの、、やっぱり、センター試験を受けるだけ受けてみる」
僕「そうなん?」
長男「うん、そうしてみる」
そのときは何が起きたのか、わかりませんでした。
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後で聞いたら、その日のお昼に学校の友達数人から彼にLINEが来たそうです。
彼を気遣うメッセージがいろいろ書かれていたそうです。
受験をする決め手になったと思われるのは、彼の友人AくんからのLINEでした。
Aくんは部活と受験の仲間で、ずっと長男くんとテストの点数を競い合っていたそうです。
「明日のセンター試験でオマエと決着つけないと納得いかない」みたいなことが書かれていたそうです。
友達からの言葉がキッカケになって、彼は「受けるだけ受けてみよう」という気持ちになったみたいです。
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補足をしておくと、それ以外にも、
「まだ、あきらめるのは早い、こうすれば卒業できる道もある」という学校の先生からのアドバイスや、彼女(?)からの励ましもあったようでした。
自分を見守ってくれる人がたくさんいることに彼が気づいたのが、不登校を打ち破るキッカケになってくれたのではないかと思います。(^^)
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センター試験の結果は良好だったようです。
そこから流れが変わりました。
次の週から、彼は高校に行くようになりました。
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ここからは、僕が3/11に書いた
につながります。
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実は、これでハッピーエンドというわけではなく、卒業が決まるまでや受験をするまでにもいろいろな事があって、「綱渡り」のような状態でした。
2月の初めにこんな記事を書いていたのはそのせいです。
父親である僕の変化は、少なからず彼の心を惑わせる原因の一つになってしまっていたのです。
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長男くんの不登校とひきこもりについて、ちゃんとまとめておこう、と思って書き始めたこの物語。
書き始めたら、ずいぶんと長くなってしまいました。
次回で最終回にします。
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