不登校とひきこもりの物語を書き終えて、一番大事なことを書いてなかったな、と思いこの記事を書くことにしました。
今日、学校を休んだ長男くんといろいろ話しました。
会話の中で「もっと自由になりたい」というフレーズが、彼から出てきました。
「『一流』って何?」
「いい学校とか、いい会社とか、勝ち組とか、どうでもいい」
それに近い言葉も出てきました。驚きました。
こういう考え方って遺伝するのかな?
「キミ、父のブログとか読んでないよね?」思わず聞いてしまいました。(^^;)
長男くんは、しばらく学校に行かないかもしれません。
でも、僕は、「それはそれで良いのかも」と思っています。面倒なことを何も考えずに流されていく人よりも、
深く考えずに走り続ける人よりも、
今ここで立ち止まって考えている彼を応援したいと思います。
↑こういう気持ちをもちながらも、、、
「学校にちゃんと通って高校を卒業してほしい」「大学にもできれば行ってほしい」という気持ちもあったことを書いてきました。
でも、これって、本当は、僕の考え方やこのブログの主旨とは反対の考え方なんですよね。
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「せっかく苦労して高校に入ったんだから、とりあえず卒業はしておけ、やめるな」は、
「せっかく苦労して就職したんだから、すぐに辞めるな、とりあえず3年は頑張れ」という考え方に近いし、
「成績は良いんだから行ける大学に行っておけ、そこで将来のことを考えれば良い」は、
「給料をもらえる会社に入っておけ、そこで好きな仕事ができるかを考えれば良い」という考えに似ているし、
「あと少しの努力で高校卒業できるし、世間的に評価の高い大学にも行けるのにもったいない」は、
「あと少しの努力で昇進できるし、世間的に評価の高い会社に入ったのに辞めるのはもったいない」に似ている。
どれも、僕が会社を辞めるにあたって、否定してきた考え方です。
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(長男くんが、「なんかおかしいぞ、オレこのままでいいのか?」と貴重なことに気づき始めたのに、それを制して、自分が否定してきた考え方を自分の子供に押しつけるってのは、おかしいんじゃないの?)
こんな矛盾をずっと抱えていました。考えのブレが起きていたのはそこが原因なのだと思います。
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最終的に、
「高校を卒業してほしい」という気持ちが大きくなったのは、彼が引きこもっていたとき、悪循環が止まらなかったからでした。
なんだかモヤモヤする→どうしたら良いかわからない→学校に行かない→焦りだす→考える→解決策が見つからない→モヤモヤする→どうしたら良いかわからない→学校に行かない→昼夜逆転が起きる→朝起きられない→学校に行かない→焦り出す→考える→解決策が見つからない→無気力になっていく→学校に行かない→家族に当たりだす→不和になる→何もかもイヤになる→何も考えたくない・・・
ちっとも幸せそうではありませんでしたし、楽しくもなさそうでした。
「立ち止まっても全然構わないけど、止まり続けていると焦りばかりが増えていくんだよ、走りながらとは言わないけれど、歩けそうなら歩きながら考えてごらん、そうすればきっと変な焦りは出てこないはずだよ」
そんなことを彼に伝えたかったです。
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今、彼は幸せそうです、楽しそうです。
彼の好きなことができるサークルに入ったそうです。
ちゃんと学校に行ってるのかわからないけど、週末は友達の家に入り浸っているそうです。(^^)
それでも、良いときばかりは続かないと思うので、また何かに悩み始めたときはこの貴重な経験を活かしてうまく切り抜けてほしいな。
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ここ最近は、長男くんのことばかり書いているブログになってしまいました。
次回からは、話題を変えて書いていきますね~。
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