時間泥棒

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購読しているprireさんのブログで、「人の時間を気軽に奪う文化」という記事にとても共感しました。

定時の30分ほど前に上の人から急に一斉メールが飛んで、定時の10分後から5分程度の話があるから全員残っておくようにとのことでした。

妥協してしまうことが多いのに、何故か今日はどうしても許せなくて断りました。

この出来事はサラリーマン社会を象徴しているように思いませんか?大した用事でなくても15分くらいなら無給で残らせても問題ないだろうといった空気です。

 
prireさん、カッコいいです。
ここまで徹底するのは難しいかもしれません。でも、徹底する人がいなければ、いつまでたってもその場所の文化は変わらないのだと思います。

・予定していない打ち合わせをいきなり始める
・残業や休日出勤をしなければ間に合わないスケジュールを組む
・必要かどうかもわからないのにミーティングにメンバーを集める

全て会社内の「時間泥棒」が行う悪行です。

会社を辞めたい理由は様々ですが、「自分の時間を奪われたくない」ことが理由のトップにあがると思います。
お金を得るための対価として労働と時間は提供するけれど、無意味な提供なんてしたくないし、すべきではないです。

僕は「時間泥棒」をずっと憎んでいました。

立場が上になってきて数人の部下と仕事をするようになると、僕はこの考えと行動を維持できなくなってきました。

・自分の作業に追われて、部下への効率的な割振りができなくなって、自分自身が「時間泥棒」になってしまった
・上からの力に押されて、部下への残業・休日出勤を強要してしまった

「正吉さんのせいじゃありませんよ」と言ってくれる人もいたけれど、そういう問題ではないと思います。
ブラックと言われる企業で起きた過労死や自殺だって、元は「人の時間を気軽に奪う」ことから始まっているはずです。

「自分がやられてイヤだなと思ったことを人にしてはいけません」
幼稚園で教わるようなことです。

でも、大人である僕がこの教えを守れないでいました。
がんばったけどダメでした。

この教えを大切にできない文化がある場所に自分がいて、その文化を変えられない、または、変わらないのであれば、その場所から離れるべきだと僕は思います。

   
 

コメント

  1. こりん より:

    転職を考えてるものです。
    質問ですが、
    転職は考えないのですか?
    また、世間的にかはわかりませんが、
    しない後悔より、する後悔
    と言う言葉がありますがどう思います?

    • 正吉 より:

      こりんさん、コメントありがとうございます。
      転職は考えていないのです。雇われて、指示されて、に疲れたので、自分で何とかしたいなと考えています。

  2. prire より:

    古い記事にごめんなさい、コメントできてませんでした。
    自分が嫌なことを他人にしてしまったのは気にしないで良いと思います。サラリーマンでいる以上、それが当たり前だと思いますから。
    私はお客さんの直属で仕事をする勤務体系なので、部下もおらず自由にふるまっているだけです。

    • 正吉 より:

      prireさん、コメントありがとうございます。
      いえいえ、勝手に記事を引用させていただいて、こちらこそ、ごめんなさい。
      自分が嫌いな上司なんかにはビジネスライクになれるのに、自分が好きな同僚や後輩に嫌なことをしたときには後悔ばっかりです。組織の中にいるときは、人としての自分を意識し過ぎてはいけないのかもしれないです。。。

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