じゅんぺーさんの記事がキッカケで「働かないってワクワクしない?」をパラパラと読み直しました。
この本の帯には「もっとも危険な本!!」と書かれています。確かにこの本に書いてあることを皆が実践しちゃった日にゃ大変なことになるだろうな、とは思います。
この本の中で、著者のアーニー・J・ゼリンスキーさんが書いている「職場が嫌いな25の理由」という項目があります。
あまりにも当てはまっちゃうので、ここに記しておきます。
◆リストラの結果、仕事量が多くなりすぎている
◆日がさんさんと照っているのに、一日中オフィスに縛りつけられる
◆上にいるベビーブーム世代がやめないので、少なくともあと十五年は昇進の機会がない
◆十年前にクビを切られているべき世間知らずや役立たずと一緒に働かなければならない
◆激しい競争、裏切り、作り笑いを伴うオフィス内の権力闘争
◆生産性は低いのに、長く勤めているというだけで、自分より多くの給与を得ている人がいる
◆毎日、交通渋滞の中を片道一、二時間かけて通勤する
◆一日中机に向かっている――体に悪い
◆日常業務が忙しすぎて、考える時間がない
◆不必要なペーパーワーク――何の意味もないメモと誰も読まない報告書
◆他の部署からの協力がない
◆上司が部下に言うことと役員に言うことが全然違う
◆通常で二時間以上の会議――それでも何も決まらない
◆休暇を取れと言われてもそれを拒否する、胸が悪くなるような仕事中毒者と一緒に働かなければならない
◆一年で一番いいシーズン(私の場合は夏)に休暇を取れない、融通のきかない休暇スケジュール
◆仕事が多すぎるので、従業員に休暇の権利を全部行使しないよう求める組織
◆他者の努力やアイデアを自分のものにする上司
◆従業員のために十分な駐車場がない(たっぷり給料をもらっている役員の駐車場はあるのに)
◆ほかの人の二倍効率よく働き、予定より早く自分の仕事を終えても、勤務時間が終わるまで会社にいなくてはならない
◆官僚主義、形式主義、ばかげた規則、非論理的な手続き、何もしないことが専門の無気力な人々
◆人種、性別、身体的特徴、独身でいることによる差別
◆自分たちは革新的だと宣伝しているのに、革新的な人々をサポートしない組織
◆冬にしか正常に作動しないエアコン
◆仕事ができる人々を認め、表彰しない
◆昇給と昇進のために身を売る、胸が悪くなるようなイエスマンやイエスウーマンと一緒に働かなければならない
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まるで、現在の自分の職場のことが書かれているようです。
でも、おそらくは2000年頃のカナダの職場で著者が感じていたことです。
会社を辞めたい理由は、僕もたくさん考えましたが、とても的を得ている25項目だと思いました。
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この本の目次
第一章 あなたも、のんきで気楽な生活ができる
第二章 ものの見方が生き方を変える
第三章 仕事人間は奴隷と同じ
第四章 あまり働かないことは健康にいい
第五章 失業―自分がどんな人間かを知る真のテスト
第六章 私を退屈させているのはこの私
第七章 誰かがおこした火で温まるのではなく、自分で火をおこそう
第八章 受身の活動だけでは何も得られない
第九章 禅の教え―今この瞬間に生きよ
第十章 くだらない仲間といるよりひとりになれ
第十一章 優雅な生活に大金はいらない
第十二章 終わりは、今、始まったばかり
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のんきで気楽な生活をすることを「真剣に」考える、という感じの少しヘンな本です。
「自由時間」を楽しく幸せに過ごすには、ただノンビリダラダラと過ごしていてもダメなんだなぁ、と考えさせてくれる本でした。
コメント
面白そうな本ですね。私も読んでみようと思います。
社会にいる人全てが組織に属さない日がくる事は絶対にないとは思いますが、会社に依存せず、自分の力で生きる力をつける考えを持つ人が今後どんどん増えると思います。
そもそも、せっせせっせと働く事が美徳とされていた時代にブラック企業なんて言葉が出てくるなんて想像もできなかったでしょうし、ノマドライフなんて言葉も知るよしも無かったでしょう(笑)
真剣に生き方を考える時代になったんだと思います。
生き方の選択肢が増えたおかげでしょうね。
私は根本的に楽しくできたら何でもいい人なんで喜楽なもんです(笑)
長文、駄文失礼致しました。私もブログ書いてますので良かったらのぞいていただけると幸いです。
kurosawa-madness-toshiさん、初めまして。コメントありがとうございます。
プロフィール拝見しました。「丁寧に生きる」という生き方、いいですね。これからもよろしくお願いします。
夏休みが欲しい
この時期になるといつも思いますよ…
労働から解放された自分の姿を想像すると
凄くわくわくします。
チウラノヨミさん、コメントありがとうございます。
僕は先に夏休みを取ってしまいました。本当は楽しい夏休みを取りたかったのですけどね。(^^;)
解放されることを想像して、少しづつ実現していけるといいですよね。
面白そうな本ですね。
私もいずれ読んでみたいと思います。
仕事をするとしても自分のやりたいことをやりたいように、時間を自由につかってやりたいですね。
組織に従属する奴隷はもうイヤだと思っています。
招き猫の右手さん、コメントありがとうございます。
過去記事を読んでくれてありがとうございます。
僕も強制労働はできれば終わりにしたいです。