「中国人がIphone6の転売をしている」というテレビのニュースを見ました。
日本で発売されたIphone6を、未発売の中国で倍くらいの値段で転売しているそうです。
テレビのニュースキャスターは、この中国人たちを批判していました。
販売時に行列に横入りする人が多かった、という理由もあるのですが、心情的には「転売なんかで稼ぎやがって」という気持ちがあるのではないかと思います。
批判したい気持ちはわからないではありません。
僕にも「なんかズルいな」という気持ちがあります。
以前に、「個人で輸入販売をする」という記事を書きました。
ここで書いた「僕がやろうとしていること」は、Iphone6の転売をしている中国人と同じです。「安く手に入れて高く売る」という商売の基本に則ってお金を稼ごうとしているわけです。
Iphone6をたくさん買ってもらえるAppleはHAPPY、
差益を得られる転売業者もHAPPY、
未発売のIphone6を手に入れられる中国富裕層の人もHAPPY
WIN-WIN-WINでみんなHAPPY! という気もしないでもないですが、なんだかシックリきません。
そう考えると、なんだかやる気がなくなってしまうのですが、僕にはもう少し夢があります。
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フィリピンに行く前に紹介した、澤木恒則さん著の「大資産家になるためのアジア副業マニュアル」に、僕がぼんやりと思い描いていることがうまく書かれていました。
次のレベルとして臨みたいのは、単に商品を三国間で輸出入するだけでなく、原料国、製造国、販売国(市場)のそれぞれを、三カ国でまかなうことである。
このレベルになってくると、自分がこの世に生まれてきた目的追及の旅へと入っていける。自分が本当にやりたい仕事をワクワク、ドキドキしつつやりながら、同時に人のため、世のためにもなる活動に力を費やすこともできる。
収益の一部をアジアのまだ恵まれない人々の援助に充てたり、現地に学校や図書館、病院を建設したりすることもできる。
夢のような話です。
僕の場合、「社会貢献する前に自分の生活を何とかしろよ」ってレベルなのですが、いくつになっても夢を大きく持つのは大切かなと。(^^;)
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旅行中にセブ島でビジネスをしているTさんに会ってきました。
Tさんは不動産業を中心に活動していらっしゃるのですが、Tさんの構想を聞いた時に、「あぁ、この人は夢を現実に変えようとしているな」と思いました。
セブ島に学校を建てたり、フィリピンの人に教育を受ける機会を作ったり、フィリピンのエネルギー問題を解決したり、という構想をTさんは持っていましたし、そのための行動を始めていました。
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今僕が始めていることは、ものすごく小さいことです。
・東南アジアの国で作られていて日本で売れるものを探す
・東南アジアの国で皆が欲しがっているものを探す
・それらを買ったり、売ったりしてまずは差益を得る
あまりにやることが小さくて泣きたくなるくらいです。
でも、それが始まりで、何かが動き出せばしめたものだと思っています。
今日もコツコツと、うまくいくんだかいかないんだかわからない作業を進めようと思います。
コメント
正吉さんのお考えておられることはすごく響きますし、同様の考えを抱き、私も澤木さんの本を読み感銘してセミナーにも行きました。
ただ、これは個人感覚のお話ですが、実際に澤木さんにお会いしてお話を聞いていると、ちょっと 「違うな」という事も思いました。どうして自分がそう「思った」のかを再考いたしますと、そこには自分の心が「好き」かどうかがあるのかな? と思っております。
正吉さん同様、私も背負うものが同じです。だから、思考が「現実的な収入」にフォーカスされ、そこには「好き」や「自身の自由」が無いと私は自分を感じております。これはあくまでも私自身の Feeling であり、正吉さんとは違うと思います。もし、正吉さんが、強く心の底からそのように思われておられるのであれば、絶対にその道をお進みになられた方が「幸せ」をお掴みになられると思います。
今は色々な意味で、正吉さんのアウトプットが、すごく私みたいに悩める子羊が「答え」を探している状態ですのでそれによって、救われる人は多いと存じます。
私自身、正吉さんのように自分に向き合って、正直にアウトプットされる方を尊敬しております。
21世紀、そんな感覚をお持ちの人間には生きやすくなる時代ではないのでしょうか。私は、そう感じますし、そのような生き方しかできない自分だと、今宵、感じております。
これからも、アウトプットされ続けてくださいね。
Tsutomeさん、コメントありがとうございます。
おっしゃっていること、すごくよくわかります。
「好き」かどうかはとても大事なことですよね。家族を養うためのお金を稼ぐために「好きでないことでもやる」ことは、結局、自分をだまして働き続けた会社員時代と同じことになってしまうので、ダメになる可能性が高いと思っています。自分の裁量で出来るからといって、好きでもない仕事をすることは自由な人生と言えないんだろうなぁと考えています。
僕のアウトプットはかなりブレまくっているのですが、それでもTsutomeさんの参考になっているとしたならば、とてもうれしいです。(^^)