自慢話をする前に「手前味噌ですが・・」と言って話し始めることがあります。
今日は「手前味噌な話」をします。
手前味噌(てまえみそ)とは?
手前味噌とは自分の家で作った味噌の味を自慢することで、自分で自分のことを誇ることである。つまり、手前味噌とは自画自賛・自慢といった意味になる。日常会話ではあまり聞かれなくなった言葉だが、講演会などスピーチで自分の業績や企業、身内などを自慢する前に言う「手前味噌で恐縮ですが」といった発言に聞かれる。手味噌ともいう。
僕が住んでいる地域は田舎です。
都会に比べると、不便なことやイヤなこともたくさんありますが、良いところもたくさんあります。
僕が「いいな」と思うことの一つは「自分で食べるものを自分で作る文化がある」ところです。
野菜やお米はもちろん、調味料なども自分で作ってしまう人がたくさんいます。
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僕の家の近所には味噌作り名人がいて、毎年2月に近所の人を集めて「味噌作り」が行われます。
若い人はあまり集まらないようなのですが、近所のおばさまに誘われて、僕の妻が昨年と今年参加しました。
味噌作りの時期は、昔から「寒仕込み」と言って、雑菌が繁殖しにくい1月~2月に仕込むのが一般的で間違いのない味噌の作り方なのだそうです。夏場など雑菌が繁殖しやすい季節は味噌の仕込みには向かないそうです。
味噌は作ってから1年間熟成させます。我が家は軒下に1年間置いておきました。
先日、去年作った味噌を取り出して食べてみました。
すんごく美味かったです。(^^)
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1世帯当たりの味噌の平均消費量は全国平均で7kgくらいなので、だいたい年間5千円くらいの金額を使うようですね。
この近所の味噌作りで、13kgの味噌を分けてもらえます。機材費・材料費が4500円です。(ほとんどがお味噌屋さんから借りる機材のお金だそうです)
国産大豆の美味しい手作り味噌2年分を4500円で買えるのは、とてもうれしいことです。とても豊かな気持ちになります。
毎年作るので、半分は家族や友達におすそ分けすることにしました。
「まぁ、好き嫌いはあるかもしれないけど、美味しい味噌だよ」と言って手渡してあげます。
まさに手前味噌です。(笑)
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消費を減らし工夫して豊かに暮らす -大きなタンスを移動する方法- にも書きましたが、「手取り金額は少ないけど、時間に余裕のある生活をして、支出を少なくする生活を目指す」のがいいなぁ、と僕は考えています。
田舎には、そうした生活を送るための基盤が出来ていますので、これからも工夫して支出を少なくしていきたいと思います。
コメント
我が家も味噌は自作です。
嫁がいつもそういう集まりに参加して作って来ます。自作のものは何でもおいしいと感じますね。
おー、さすがはprire奥様ですね。
自分で作ったものを食べるって良いですよね。これからどんどん実践していきたいです。