橘玲さんの「言ってはいけない -残酷すぎる真実-」

橘玲さんの「言ってはいけない -残酷すぎる真実-」が売れているようです。

あちこちの書店で「新書1位」を取っていますね。

日本では、社会的タブーとされるテーマに関する研究や実験は少ないですが、欧米では多く行われているそうです。

『言ってはいけない』にはそうした様々な研究成果や、あまり口にできないような「真実」がたくさん載っています。

「最初に断っておくが、これは不愉快な本だ。だから、気分良く一日を終わりたいひとは読むのをやめた方がいい。」

子育てや教育は子どもの成長に関係ない

子どもの成績が悪いのは親が馬鹿だからだ

美人と不美人の「生涯賃金格差」は3600万円

 
こんなトピックだらけのこの本は、確かに不愉快に感じる部分も多くあります。

自分の子供を育てるためにたくさんがんばってきたのに、「子育ては子供の成長に関係ないんですよ」なんて言われた日にゃ人生やってられません。

でも、このような残酷な真実は、いろいろな責任から自分を解放してくれる面もあります。

自分の子供のイヤな部分を見たりすることが多くありますが、そんなとき、
「オレの子供なんだから、仕方ない」
「親父から受け継いだものだから、仕方ない」
「ご先祖様の責任なんだから、仕方ない」
「遺伝だから、仕方ない」
と考えると、とても気が楽になります。

「カエルの子はカエル」「ダメなもんは何をやったってダメ」
割り切れるところは割り切ってしまえば、生きるのがラクになります。

そんな気を楽にしてくれる部類の「真実」が詰まった本とも言えます。

僕は橘玲さんの本をたくさん読んでいるので、(あ、このネタ知ってる)と思う箇所が多くあります。
でも、知らないネタもたくさんありましたよ。

   
 

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