ちょっと前にツイッターで、「毎日、3食食べられて、お風呂に入れて、寝る場所があれば、とりあえずは幸せじゃん」みたいのを読んで、(あぁ、まさにその通り)って思った。
でも、「単純な幸せ」を求めていたはずなのに、いつの間にかおかしなループに巻き込まれちゃうことってあると思う。
マズローの欲求5段階説にならって書くと、
「食べたい、飲みたい、寝たい、排泄したい」の生理的欲求を満たして、
「安全・安心な暮らしがしたい」の安全欲求を満たして、
「集団に属したい、仲間が欲しい」の社会的欲求を満たして、
でも、それだけじゃ満足できなくなって、
「もっと他人から認められたい、尊敬されたい」の承認欲求を満たしたいと思うようになって、
「もっと自分の能力を引き出して創造的に生きたい」の自己実現欲求まで求めるようになって・・。
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上位の欲求を目指すようになると、いろいろと無理をしなければならなくなって、結局、食べることもままならず、睡眠時間を削ったり、会社の床で寝ちゃったり、心の病気になっちゃったりして、いつの間にか、低次の欲求さえ満たされなくなって、、、
そのうち家族や友達にまで見放されるようになっちゃったりして、、、
(あれ?オレ、何してんの?)ってな感じになっちゃっうんだけど、「今さら人生変えられない」みたいな・・
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会社に勤めてた頃って、僕もこんな感じだったんだけど、僕以外にも周りにいっぱいいたんだよね、こういう人が。
今なら、「サラリーマンが仕事で自己実現目指すなんて実にアホだったな」とよーくわかるんだけど、その頃はそれが正しいと思っていたし、そうすることが幸せにつながると思ってたのだから仕方ない。
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橘玲さんの新刊「幸福の『資本』論」を読み終わったんだけど、こんなことをいろいろ考えちゃった。
「『私の幸せ』をどうやってつかむか」って、ちゃんと整理されていない気がする。
(こうすれば幸せになれますよ)的な情報はたくさんあるけど、結局、「幸せ」なんて個々の人の価値観だから、誰かに(こうすれば幸せになれますよ)なんて言われても、ダメなわけで。
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自分一人じゃ変えられないものもたくさんあるけど、自分しか変えられないものもあるわけで、その自分で変えられる部分を、自分で考え抜いて、戦略的にコツコツと変えていけば、少なくとも「幸せになるための条件」を、自分にとって有利に変えることはできる。
それを考えるためのヒントがこの本にはたくさんあると思う。
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今がどん底の人には、抜け出すためのヒントがあると思うし、
今そこそこ幸せだけど(なんか満たされてない)人は、(あ、オレにはココが足りなかったのか)という発見ができるかもしれない。
僕の場合は「ハッ」と思ったことが3点あった。
近いうちに書こうと思います。(書かないかもしれないけど)(^^;)
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この本のプロローグにこう書いてあります。
本書では、「金融資産」「人的資本」「社会資本」という3つの資本=資産から、「幸福に生きるための土台(インフラストラクチャー)」の設計を提案しています。この考え方はきわめてシンプルですが、だからこそとても強力です。本書の提案にのっとって正しく人生を「設計」すれば、誰でも「幸福の条件」を手に入れることができるのですから。
誰でも「幸福」を手に入れることができる
ではなくて、
誰でも「幸福の条件」を手に入れることができる
と書いてあるのがミソです。
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この本の最後の方に、「『幸福な人生』の最適ポートフォリオ」について書かれているのだけれど、この部分にヒントを得られる人は多いんじゃないかな。(会社や組織がキライな人は特に)
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