家の履歴書の続きです。
まずは家を借りる
僕が田舎で借りた家は、50坪の土地に建つ、2LDK+サンルーム+庭付き+2台駐車場付きの平屋一戸建てでした。
家賃は10万円で、予算オーバーだったけれど、転職した会社から家賃補助がでました。
75%を補助してくれたので、月25,000円で住めました。
小さかったけれど、とても開放感のある家で、ここに住み始めたときは満足感でいっぱいでした。次男が産まれてさらに物が増えましたが、4人家族でもなんとか暮らせそうでした。
すごく気に入った家だったのですが、再び家を探し始めたのは、家賃補助が5年で終わってしまうからでした。
※4年後にこの借家を出るとき、息子くんたちがつけた家の傷のことでとても揉めました。貸す前提の無い家を、借りたり、貸したりすることの難しさやコワさを強く感じました。
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詳しくは「田舎で土地を探す」 を参照してほしいのですが、まだ、この「家物語」って完結してないんですよね。(^^;)(ゴメンなさい)
結論を書いてしまうと、今住んでいるのは、この家(↑)なんです。
土地100坪の建売住宅。4LDK。
気になるお値段ですが、
土地: 700万円
家 :1,500万円
合計:2,200万円 です。
家を借りるべきか、買うべきか?
「本当に家を買うべきなのか?」
とても迷っていました。
僕は、基本的には、いつでも転職して好きな場所に行けるようにしていたかったし、一つの場所に定住なんてしたくない、とずっと考えていました。
でも、子供が2人産まれたら、自分でも不思議なくらいに「自分が気に入った場所に巣を作りたい」という気持ちが大きくなっていました。
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当時は、こんなざっくりとした計算をしていました。
○家を買う場合
お家 2,200万円
頭金 1,000万円
ローン1,200万円 (金利2%で12年返済≒1,400万円)
12年で1,400万円を返す。(住宅ローン+固定資産税=年120万円=月10万円)
金銭的長所:月10万円を12年間支払えば、その後の住居費はほとんどかからなくなり、少しだけど不動産の資産が残る。
金銭的短所:現金の資産がほとんどなくなる。家が燃えたり地震でつぶれたりしたらパー。
○賃貸の場合
月10万円の家賃で一軒屋を借りる(10万円*12ヶ月=120万円)
次男くん(当時4歳)が自立するまでの18年は、このレベルの家を借り続ける(120万円*18年=2200万円)
20年で2200万円を家賃として支払う
金銭的長所:現金の資産があるので、資産運用で資産を増やすことができる(かも)。借金をしなくてよい。
金銭的短所:死ぬまで家賃を払い続けなければならない
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こんな計算をして、妻と相談して、家を買う決断をしました。
この住宅ローンがあるのに会社を辞めてしまったわけですが、退職金でローンの残りを払ったので、借金は無くなりました。(^^)
田舎に住んでいると、土地が安いので住居費を安く抑えることができます。
でも、車が必須だったりして交通費が増えるので注意が必要かと。
以上で、家の履歴書を終わります。
コメント
とても興味深いお話でした。
「家の履歴書」一回目の話、まさにおっしゃられる通りです。知らない土地でいきなり家買うのはリスク高すぎます^^
また、「自分の巣がほしくなる」すごくよくわかります。
私もその気持ちを強く持ったことが何度かあります。
今も、子供たちには我が家と呼べる物を作ってやらなかったことに後ろめたい気持ちがありますから。
ただ、1989年からのバブル崩壊・2007年世界金融危機や、大人になってから身をもって体験した3度の大きな地震は、家を買うというリスクをとることへの躊躇いを補強するとても大きな出来事でした。
その経験があるので、家を買われた人の勇気は称えられて良いと思うんです。
家って、経済的な部分ばかりじゃないから、特に子供がいるときはそう思います。
いろいろでセカンドライフさん、コメントありがとうございます。
いろいろでセカンドライフの記事を読んで、自分でも書いてみたら反響がすごかったです。(コメントはあまりありませんでしたが、アクセスやメールをたくさんいただきました)
やっぱり、人の家の話や経験は、誰もが興味があるのだと思います。
家を買うリスクは確かに大きいです。たぶん、今後は家を買うお金も無いし、再び家を買う勇気も無いので、もう2度と経験しないと思いますが。。。