「優秀にみられるのに、実はアルコールに頼る毎日」「やたらと攻撃してくる上司がいる」「妻の機嫌がいつも悪い」など、心の不調を訴える男性たちの様々なケースを紹介。ストレスに強い自分になるための実践的な方法についても丁寧に解説している。
こんなタイトルで こんな帯が付いてて こんな書評が書いてある本だったら、会社に勤めていた頃の僕ならば、速攻で買って速攻で読破していたと思います。
僕がこの本に気づかずにノホホンとしているのは、お気楽な生活をしているからなんだろうな。
この本の著者は、医学博士の海原純子さんです。
――心身症を患うと、具体的にはどういった症状が見られるのでしょう。また、自分でできる心の病かどうかの判定基準はありますか。
多くの場合、不眠や胃腸障害、めまいが見られます。タバコ依存やアルコール依存も多いですね。いずれにしても睡眠と食欲、気分にはっきり現れるので、眠れない、食欲がない、何をしても楽しくないといった状態が2週間以上続いたら、無理せず病院に行ってみてください。
――一方で、激務でも心身ともに元気な方もいますよね。やはり心身症になりやすい気質などがあるのでしょうか。
これは個人の性格も大きく影響していて、忍耐強く協調性もある“良い人傾向”の強い人は、心身症になりやすいかもれません。また、考え方に柔軟性がなく、ちょっとした失敗も許せない、いわゆる「完璧主義者」も危ないです。
こういった性格要因に加え、趣味がなかったり友人が少なかったりすると、生活の中に自己表現する場所がなく、鬱憤がたまりやすくなってしまいます。
— 眠れない、食欲がない、何をしても楽しくない
ハイ。そういう時期がありました。
— タバコ依存やアルコール依存も多い
ハイ。全然やめられませんでした。
— 考え方に柔軟性がなく、友人が少なかったり
ハイ。そういう人です。(^^;)
だから、心療内科に行って、休職して、もう、そういう状態になりたくないから、退職しました、んですわ。
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でも、すぐに退職するのはリスクがあるし、退職までするにはいろいろと戦略が必要なので、とりあえず今を生き延びるために、苦しみの傾向を知り、対策を練らなくてはいけません。
僕もたくさん本を読みました。だから何とか生き延びられているのだと思います。
「もう限界」と思ったら、ちゃんと対策をしましょう。
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