生きているって、なんて、厄介なことなんだろう。
なんて、面白いことなんだろう。
なんて、かなしいことなんだろう。
そして、なんて、うつくしいことなんだろう。
作家の川上弘美さんという方が書いた、「歩いても、歩いても」という映画へのコメントです。
「歩いても、歩いても」は、家族を連れて実家に帰省する主人公を描いた、2008年に公開された是枝裕和監督の映画です。
主人公は阿部寛さん、奥さん役が夏川結衣さん。(ドラマ「結婚できない男」の2人ですね)
他に、YOUさん、樹木希林さん、原田芳雄さんなどが出演しています。
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この映画に悪い人は一人も出てきません。
でも、人間のどうしようもない部分や、きれいごとだけでは済まされない部分は出てきます。
そして、
家族一人一人の良かれと思ってする行動が、なかなか良い方向に向いていかなかったり、
家族のためを思って話す言葉が、家族を傷つけてしまったり、
家族に気を使ったことが、裏目に出てしまったり、
そんな家族の厄介さ、面倒くささ、哀しさが多く描かれています。
(笑っちゃう部分もたくさんありますよ)
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映画の最後の方で、主人公の阿部寛さんが言います。
「いつもこうなんだ。ちょっと間に合わないんだ・・」
この言葉に胸がギュっとなります。
自分の本当の想いは、なかなか届かないし、届ける努力をすることを自分勝手に空しく感じてしまったりして、いつも間に合わない・・・。
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「自分が心地よい環境を自分で作る」という記事に、僕はこんなことを書きました。
●家族・家庭 →一番近くて、一番遠くて、一番好きで、一番嫌いな存在だったりしますが、「血」の関係だけは変えようがありません。一番大事な人たちなので、仲良く、うまく、したたかに、一緒に心地よい環境を作っていきたいです。
家族と暮らすって、楽しいことばかりじゃないけど、うまくやっていきたいです。
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こういう映画を、ちゃんと観て、ちゃんと笑って、ちゃんと涙を流す。
今は、そういうことを大事にする時なのかもしれないなぁ。
そういえば、この主人公も失業中だった。(^^;)
家族のことを思うときに、見てみてください。
コメント
こんばんは。
何か良さげな映画ですね。今度DVDを借りてみようかな・・・・。主演の二人がTVドラマ「結婚できない男」と同じ組み合わせというのが、何となく面白そう。
パルタ7さん、コメントありがとうございます。
ちょっと悲しいですけど面白いです。ぜひ。