「億男」

川村元気著「億男」を読んだ。

「お金と幸せの答えが知りたい」

主人公と同じく、僕もこの答えを知りたい。

主人公の一男は、肩代わりした3000万円の借金を抱えている。

返済のため、昼は図書館で働き、夜はパン工場でアルバイトをしている。
お金の問題で妻子とも離れ離れになり、パン工場の寮に一人で住んでいる。

一男は、福引でもらった宝くじで一等の3億円を当てる。
借金を返して、人生をやり直すことを決める。

大学時代の親友に相談に行くが、親友はその3億円と共に消えてしまう。

ずっと気になっていたこの本。

読んで良かった。

何回も読み直してしまった部分を書く。

僕たちを幸せたらしめているものは何か。

僕たちの生を繋ぎ止め、明日へと生かすものとは何か。

それは柔らかいバスタオル、風に揺れるカーテン、ベランダではためく洗濯物、並んだ歯ブラシ。焼きたてのパン、甘いリンゴ、淹れたての珈琲。一輪のチューリップ、笑顔の家族写真、心地の良い音楽。

そのどれもが、お金で買えるのかもしれない。けれども、それとともにある幸せは、誰かと一緒でなければ手に入れることはできない。ひとりでは難しい。誰かと共有していなければ。その幸せなひとときを。

アマゾンのレビューには、かなりヒドいことが書かれている。
この本は、確かに淡々としていて、オチも無いし、得る情報は少ないかもしれない。

でも、批判的なレビューを書いている人は、何か勘違いをしていると思う。

この本に書いてあるのはヒントだ。
答えじゃない。
読後に考えることが前提の本だと思う。

答えなんてそんな簡単にわかるもんか。

   
 

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