高2の息子くんに「金持ち父さん 貧乏父さん」を読ませてみた(2)

前回からの続きです。

正吉
「金持ち父さん 貧乏父さん」読んで、「資産」って何だかわかった?
長男くん
お金を生むのが「資産」なんでしょ?
正吉
そうそう。そうだね。
正吉
スゴイじゃん、ちゃんとわかってるじゃん
正吉
じゃあ、長男くんは、どの「資産」が欲しいと思った?
長男くん
え、と。具体的には「資産」って何だっけ?
正吉
本には何て書いてあった?
長男くん
えーと、株?でしょ?
正吉
株だけ?
長男くん
んー、忘れた。
正吉
(収入を生む)不動産とか、債券とか、著作権とか特許とか、書いてあったよね?
長男くん
あー、そうか。
ロバート・キヨサキが持っていたアパートが欲しいと思ったよ。毎月自動的にお金が入るってヤツ。
正吉
(笑) アパート持てば一生お金に困らない、ってコトじゃないからな。ソコは気をつけとけ。

正吉
じゃ、最後ね。

「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んで、何を思ったかを教えて。

長男くん
貧乏父さんみたいに、請求書の支払いのために仕事に行かなければいけないのは、すごくツラそうだと思った。

だから、そうならないために、資産を手に入れて、自分の会社を作ると良い、ってことは何となくわかったんだけどさ。

でも、、、でも、オレは会社を作りたいとか、ビジネスをしたいとかは思わない。

だって、どうなるかわからないでしょ?失敗して借金作っちゃったら大変だし、うまくいくかどうかなんてわからないし、うまくいくとも思えないし・・。

正吉
うーん、なるほど。
長男くん
お金について学ぶのは大変そうだけど、お金が無くて苦しむよりは良さそうだから、お金について勉強する気にはなった。

お金についての知識が増えればラットレースから抜け出せるんじゃないか、って思った。

正吉
おぉ。。ラットレースなんて言葉が出てきた
長男くん
でも、自分で会社をやるとかは想像できない感じ。
正吉
今は、高校生でも、中には中学生でも、自分で会社を作ってる人がいるのは知ってる?
長男くん
知らない。
正吉
じゃ、いくつかググってごらん。へぇ、こんなことで会社作れるんだ、って思うよ、きっと。
正吉
自分でお金を作らなくても、良いアイデアがあれば、クラウドファンディングって言ってお金を出資してもらう方法もあることは知ってる?
長男くん
知らない。
正吉
じゃ、それも調べてごらん。
正吉
あと、失敗して借金作ったら確かに大変だけど、会社は意外とカンタンに作れるんだよ。父なんか紙切れ2枚を役所に出したら、会社作れちゃったでしょ?株式会社じゃないけどね。

父もそうだったんだけどさ。「会社を作る」っていうと、土地を買って、会社の建物を作って、机と椅子を買って、従業員を雇って、会社のマークが入った車を買って、なんて考えてるでしょ?

父みたいにブログ書いてるだけでもビジネスになっちゃうんだから、あまり大きく考えなくても良いんだよ。小さく始めれば失敗しても怖くないよ。

長男くん
そっか。
正吉
うん。そう思うよ。
長男くん
じゃあ、まずは、ニコ生で実況から始めてみるよ。これでお金稼いで「ビジネス、スゲー」ってなりたい。(笑)
正吉
うん、ガンバレ。(笑)
正吉
じゃ、これで終了ね。お疲れー。

以上で、長男くんとの対話は終了。

もしも、長男くんが「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んで、

「お金は大事だと思ったから、お金を大切にして、これからはちゃんと貯金するよ!」

なんて言ったら、この本のお教えや、僕の意図は全然伝わっていないことになるので、それを心配していたのですが、長男くんはちゃんと「金持ち父さんの教え」「父の意図」も両方読み取ってくれたようです。

「金持ち父さん 貧乏父さん」の教え

父の意図
「学校に行かなくても生きる道なんていくらでもある」
「就職しなくても生きる道はある」
「会社に勤めて自分の時間を売らなくても生きる方法はある」

様々な見方をすれば、選択肢はたくさんある

僕は子供の「教育」って、選択肢をたくさん持たせてあげることかなぁ、って考えているので、今回のミッションはなかなか有意義なモノになったな、と思います。

この先、再びチャンスを伺って、見方を変える見えなかったものに気づかせてあげる、みたいなことをしてもらおうと考えています。今度は次男くんにも。

次は、橘玲さんの「貧乏はお金持ち」を読んでもらおうかな。(^^)

コメント

  1. アーベル より:

    こんにちは。学校に行かなくなった子どもを叱るのではなく、どう生きていくかを一緒になって考える。素敵な交流だと思います。

    • 正吉 より:

      アーベルさん
      コメント欄をそっと開けてみました。
      気づいていただき、ありがとうございます。(^^)

      実は最初は叱りました。(^^;)
      でも、行かない理由の根が深かったので、このような対応になりました。
      結果的にはとても良かったと思っています。(^^)

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