「将来必要になるお金」をどうやって調べるか

(前回からの続きです)

・これから我が家に必要なお金は、いくらぐらいになるのか?
・今仕事を辞めるとして何の収入も無くなった場合、いつ破綻するのか?

「正吉さん、半年後には破産ですよ」ということになれば、2014年中に会社を辞めるという大目標を取りやめなければなりません。

「あと2年で無くなります」ということであれば、生活費を切り詰めて3年間耐えられるようにします。3年後からは1年間に?百万円稼げればとりあえず生きていけるぞ、と確認できれば心強いです。

「子供の学費は高校までは大丈夫だけど大学の費用はムリ」ということであれば、早めに息子たちに「大学に行くなら奨学金をもらって行きなさい、申し訳ないけど父母には頼らないでね」と引導を渡さなければなりません。

「定年退職したら、2人で世界一周旅行に行こう」と言っている妻にも、「ゴメン、沖縄旅行1週間で手をうってくれ」と言わなければなりません。

「見通しが立つまでは家族旅行は中止です。」「焼肉屋さんとお寿司屋さんには当分行けません。」と通告する必要があるかもしれません。

我が家に必要なお金を調べるために、早期退職後のライフプランを作成します。

少し古い本ですが、「サラリーマンは2度破産する」という本があります。著者は「藤川太」さん。家計診断のプロと言われているファイナンシャル・プランナーです。

この本が出版された2005年は、4世帯のうち1世帯は貯蓄がゼロ、と書かれていました。
しかし、現在は、 「3割の世帯が貯蓄ゼロ」の時代  となってしまいました。

確かな計画がなく、給料が入ってきてそれを引き出しながら生活し、余ったお金を貯蓄している家計が多い。それでは、ついズルズルとお金を使いがちで、よほど収入が高くなければお金が貯まることはない。

 
資金計画はまず、ライフプランから始まります。
具体的なライフプランの作成を、この本を参考に行ってみたいと思います。

(続きます)

   
 

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