「お金のことをちゃんとわからなければならぬ」と、もうすぐ50歳のオッサンが「お金とは何か?」について研究することを決意しました。
前回からの続きです。
はじめに断っておきますが、わたくし正吉は「お金」が大好きです。
通帳の預金残高を見て「ムフフ・・」とか言っちゃうタイプです。
以前、神田昌典さんが、講演の中で言っていました。
「ふつうの人はお金で買える「モノ」が好きで、ローレックスとかシャネルとかを手に入れる手段としての「お金」が好きなんです。
でも、本当に「お金」が好きな人ってのは、「お金自体」が好きなんです。「預金通帳に印字された数字の書体が何て美しいんだ」「一万円札を触ったときの感触が何て心地よいんだ」「福沢さん、大好き、ぜひ、お友達になりたい!」と言ってしまうくらい、「お金自体」が好きなんです。」
僕も間違いなくこのタイプで、「お金自体」が好きです。
僕のところに来てくれたなら、できればずっと離れないでそばにいて欲しいです。(^^;)
■
しかし、そんなに大好きな「お金」でも、お金を稼ぐことだけを考えてしまったり、お金最優先、になると、問題が出てくることが少しづつですが、わかってきました。
そもそも「お金」って何なの?
まず、この疑問から考えてみます。
■
お金を稼ぐ、お金を守る、お金を増やす、などの本をたくさん読んできました。
でも、「お金って何?」について書いてある本はあまり読んできませんでした。
最初に読んだ本は、「なぜ日本人はこんなに働いているのにお金持ちになれないのか?」という本です。
いきなり脱線しますが、この本のアマゾンの書評を見ると「☆一つ」の酷評が目立ちます。
「内容が薄い」「得られる情報が無い」などの文句が多いのですが、それはこの本が”お金持ちになるための情報”をほとんど書いていないからだと思います。
この本は”お金って何だろう?”という疑問に答えてくれる本だと思います。そこが酷評を書いている人にとってのミスマッチなのだと思います。残念なことです。
読んでみたら、今の僕には「ドストライクな内容」でした。
■
僕は、「お金大好き」だけど、お金の仕組み(金融システム)とか、お金周辺の胡散臭さがイヤで、どこかメンドくさいと思っています。
イギリスなんて何の関係もない国です。
(好きなバンドやミュージシャンはたくさんいるけどね)そんなイギリスが共同体を離れるだけのことです。(しかも数年後)
それなのに、どして、こんな島国日本の田舎に住んでるオレがこんなに影響受けなきゃイカンのよ、って感じました。
なんかさ。
我が家のウラの田んぼ借りてお米育てて、味噌は年に1回作ってるから、あとは納豆と鮭と酒を、誰かと物々交換して、それで生きていければイイヤ、とかさ。
もう、株とか為替とか年金とかどうでもいいよ、とか思っちゃいました。
メンドくせ、って。
なんだか、自分がコントロールできない力で理不尽な思いをするのは、もうたまらなくイヤです。
僕が上記の記事に書いたことに近いことが、この本には書かれていました。
2008年9月。「リーマン・ショック」が起こりました。
なぜ、遠い異国で行われたデタラメ(あるいは、勘違い)が、私たち日本人のお金を減らすことになるのか?
ただ、一生懸命に働いている人たちの仕事を奪うことになるのか?現在の世界のお金の仕組みへの憤りを感じるとともに、私たちはお金に関して、とても重要なことを何も知らないのではないか?
という疑問を持つようになったのは、この時からでした。「第一章 日本人は、世界一、お金のことを知らないという事実について」
そうなんです。
お金のこと、経済のことが、よくわかってる人からは笑われちゃうかもしれない。
「このグローバル経済の時代に今さら何言ってんの?」と笑われちゃうかもしれない。
でも、僕は、こんなことがどうして起こるのかさえ、わかっていないのでした。
そもそも「お金」って何なのか?研究。次回に続けますね。
コメント