前回の記事で「勤めないという生き方」という本を紹介しましたが、おもしろいシンクロ現象があったので サラっと。
「勤めないという生き方」で取材された方々の1人に、阿部裕志さんという方がいました。
2007年にトヨタ自動車を辞めて、島根の隠岐諸島 中ノ島(海士町)に移住。島の発展を生業にして生活をしているそうです。
一流企業に勤めていた阿部さんが、どうして、縁もゆかりもない土地に移住して、「町おこし」のような仕事をするようになったのか?
その理由はこの本に書いてあるのですが、どうして「中ノ島」なのかな?という疑問が残りました。
沖縄や屋久島のような観光地でもないようだし、交通の便だってすごく悪そうだし・・。
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昨日、普段はあまり見ないtwitterを眺めていたら、こんなツイートを見つけました。
この島への移住者の多さが最近よくクローズアップされているように思う。注目。
優秀な若者が“島根の孤島”に集まっている理由 – NAVER まとめ http://t.co/komEGkzX8R
— Manahii_KL (@manahii) 2015, 1月 11
「島根の孤島」というキーワードに引っかかって記事を見てみたら、まさにその「中ノ島」だったので驚きました。
この「Manahii_KL」さんという方も、僕がたまたま「マレーシアのクアラルンプール在住」というプロフィールに興味がわいてフォローをし始めたばかりの方だったので、この偶然とシンクロ具合にビックリしたわけです。
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まとめ記事を読んで、阿部さんの「中ノ島」への移住理由がよくわかったような気がしました。
言い方は悪いかもしれませんが、島側の「魅力の引き出し方」と「人の引き込み方」がとても上手いと思います。
僕も「Iターンで田舎移住組」なのでよくわかるのですが、いくら環境が良くても、生活が持続できなければ撤退するしかないわけです。
それならば、住宅と生活の費用を安くする工夫をして、若者にとって魅力のある仕事などのオファーを地域側が出せれば、結果的に移住してきた若者が自分たちを救ってくれる循環ができると思います。
今後、田舎では過疎対策や再生などを考えていかなければならないですが、この島のやり方はとても良いヒントになると思います。
コメント
おもしろい試みですよね。記事を読んでみていろいろと想像してしまいました。今ある環境から激変してでもやってみたい魅力があふれていると思いました。ただそうはいっても実際に自分で行って「見てくる」ということは事前にしておいた方がいいかなと思いますね。 でも「こういう生き方もある」ということは今後サラリーマン世界にいる中で強烈な光を見た気がします。
クロスパールさん、コメントありがとうございます。
おもしろいですよね。本の中には「こういう生き方もある」がたくさんありました。読んでいて感じたのは「みんな自分の心に正直に反応してるな」ということでした。僕なんか自信がなくて優柔不断にグズグズしているので、ちょっと反省しちゃいました。(^^;)
こんばんは。
この隠岐の島・海士町の取り組みについては、先日TVで放送されていましたね。若者が多く移住してきて、遂に人口減少から超過に転じたり、保育園で入園児が増えすぎて、待機児童が出る始末など・・・、過疎の町を再生した町長のアイディアに感じ入りました。
パルタ7さん、コメントありがとうございます。
TVで放送されたのですね。知りませんでした。。
移住者が多すぎても問題になるんですね。うれしい悲鳴なのかな?
現在、東京暮らしですが、東京にこだわりがあるわけじゃないので、日本の地方、海外含め、リタイア後はすべてが検討対象です。
自分にとっていい方法を常に模索していきたいですね。
招き猫の右手さん、コメントありがとうございます。
招き猫の右手さんはリタイアしたら海外に行っちゃいそうですね。(^^;)
いろんな良い場所を見ておきたいです。
はじめまして^^
私もテレビで見ました。
このネット社会で東京とかの大都市にこだわる必要なんてどこにもありませんもんね。
むしろ「東京に行って成功する!」なんてのはナンセンスな気がします。
日本にはまだまだ中之島のようにブルーオーシャンな土地が沢山あるんでしょうね^^
良かったら私のブログにも遊びにきてください^^
→http://lazypigdiet.com/cs2/33/
ばんぶーさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
テレビ見た方がたくさんいらっしゃるんですね。
確かにネットは田舎暮らしを有利にしてくれましたね。でも、国民健康保険が高いとか、車が必須とか、田舎ならではの問題もあるので、来てほしい側もいろいろと工夫が必要だと思うんですよね。
私もリタイアしたら実家(長崎の離島)で暮らす予定です。
離島で一番困るのは大病した時だと思います。当然本土の
大病院へ入院することになります。
私の島からだと本土までフェリーで片道約2時間かかります。
費用も含め身内への負担は相当なものとなります。
これからリタイアされる方へはあまりお勧め出来ないですね。
景色も空気もこの上なくすばらしいのですが(^^;
MUDMANさん、コメントありがとうございます。
そうか、病気がネックになるんですね。全ての島にDR.コトーのような人がいるわけではないですもんね。
海が荒れたら、大病じゃなくても命取りになることがあるかもしれないですね。
そっかぁ。