昨年末、高校生の長男くんから「お年玉の前借りをしたいんだけど・・」というお願いをされました。
前借りの理由を聞くと、確かに年が変わってからお金が入ったのでは間に合わない。
そこで、僕は彼に提案しました。
「お年玉は元旦にちゃんとあげるから、その必要なお金の分だけアルバイトをしてみない?」と持ちかけました。
彼は「やります、やります」と喜んで答えてくれました。
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実は、僕はこんな機会を待っていました。
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昨年、長男くんが学校に行かなくなったときにこんな記事を書きました。
「高校卒業して大学行けば楽しそうだけど、就職したら毎日がツラくなるでしょ」と言われました。
長男くんは、社会人になることに何の希望も持っていないようでした。
この記事中に僕はこんなことも書きました。
「会社に勤めて、自分の時間を売らなければ、お金を稼げず、生活もできない」
そういった考え方を見直すべき時期に来ていることも、具体的にちゃんと伝えたい。
この思いはなかなかうまく伝えることが出来ませんでした。
長男くんとの話し合いの中で、
「学校に行かなくても生きる道なんていくらでもある」
「就職しなくても生きる道はある」
ということは話しました。
でも、僕の考えていることが、ちゃんとは伝わっていないな、と感じていたのです。
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僕が34歳のとき、勤めていた会社の経費削減策で「残業禁止令」が出たことがありました。
副業でもしなければ、自分のおこづかいが無くなってしまいそうでした。
その時、市立図書館で手に取ったのが「金持ち父さん 貧乏父さん」という本でした。
この本はとても大きな衝撃を僕に与えてくれました。
「そうか、お金のために働いてたってダメなんだ。僕のポケットにお金を入れてくれる『資産』を得るために行動しなきゃいけないんだ」ということを気づかせてくれました。
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改訂後の本は知りませんが、古い「金持ち父さん 貧乏父さん」の推薦文にはこんなことが書いてあります。
金持ちになる秘訣、金持ちであり続けるための秘訣を知りたければ、この本を読むことだ。
そして子供たちにもこの本を読ませること。そのために必要とあれば、お金をえさにしたっていい。-「こころのチキンスープ」の著者 マーク・ビクター・ハンセン-
これが正解かどうかはわからないけれど、僕は「お金をえさにして」彼に本を読んでもらうことにしたのです。(^^;)
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「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んで、考えたことを1000字くらいで書いて父にメールする。期限は1/9(火)まで。
この特命(ミッション)を、長男くんに授けました。(^^)
さて、どんな文章が書かれてくるかな。
そして、彼は僕の思いを受け取ってくれるのかな。
高2の息子くんに「金持ち父さん 貧乏父さん」を読ませてみたに続く。
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