ひきこもって100日くらい経つと (2)

前回の記事で、会社を休んでから100日くらい経つと解放感をそんなに感じなくなる、と書きました。

昔、経済学で習った「限界効用逓減の法則」のようなことかなぁ、と思いましたが、ちょっと違うような感じです。

toshixrさんのブログ「45歳アーリーリタイアメント 勝ち組?負け組?」に「アーリーリタイアとボラテリィティ」という記事がありました。

リタイアして1年を過ぎてくるとそれが当たり前になって、ちょっと物足りなさを感じるようになってきました。

今思うとリタイア直後の開放感はこの上ないものでしたが、がんじがらめの拘束がら一気に自由になった人生最大といって良いくらいの変動に起因するものだったと思います。人の幸福感、人生の満足度は自由だけではだめで、ボラティリティが必要だと思います。

普通の人は月から金まで労働に拘束されて、週末に開放される。そして、年間を通して年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みと3.4ヶ月をサイクルに拘束とちょっと長めの開放を繰り返す。ある意味、見事に拘束と開放がコントロールされています。だからこそ、みんな不満をもちつつも耐え続けていけるのでしょう。

逆にリタイアしてしまうと拘束がなくなり自由のみ=変動がなくなります。それが物足りなさになり、変動を求めたくなる。私の場合、そんなことを意識したわけではないのですが、バイトを始めたり、資格試験に挑戦する気になったりとどこかしらで拘束をもとめていたのかもしれません。事実、これがちょうど良い刺激になっていて、毎日があっという間に過ぎていきます。適度な拘束があるからこそ、より自由を感じることが出来る。大きすぎず、小さすぎず適度なボラティリティを取れる。
これがアーリーリタイアの本質ではないでしょうか。

 
ボラテリィティ=変動幅で、「拘束 VS 自由」の生活上の変動幅が大きければ解放感は大きくなるし、変動幅が少なくなれば(拘束されない自由な状態が当たり前になれば)解放感が小さくなって物足りなさを感じる、ということなのかなと思います。

今の僕は、この考えがとても腑に落ちます。

toshixrさんは、リタイア後に複数の資格試験に挑戦しています。そのことが生活に緊張感を生んで良い循環になっているんでしょうね。

僕も、1日の中で、少しだけ「ピリッ」とするような時間を持つべきなのかもしれません。

会社を休んでから約100日が過ぎて気づいたことが、あと2つあります。

もう1つは、「話す相手と話す時間がとても少なくなった時に、話す機会を見つけると『堰を切ったようにドーっと話してしまう』」ということです。

これは先日、床屋さんに行った時に「正吉さん、そんなにオシャベリだったっけ?」と言われて気づきました。30分間ドーっと話し続けてたみたいです。(^^;)

あと、もう1つは、「何かに属していないと落ち着かない」という感情が生まれ始めました。

次回に続けます

   
 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

こちらも読んでみてね

コメント

  1. toshixr より:

    引用ありがとうございます。
    リタイア前、リタイアしたらのんびりとなんて考えていたけど、落ち着いてしまうとなんか物足りない感じになってしまいました。

    話しをするということもそうかもしれませんね。幸いにも私は趣味の仲間がいるので、あまり感じませんが、話をしていないとそういう欲求も生まれてくると思います。

    • 正吉 より:

      toshixrさん、コメントありがとうございます。
      趣味の仲間のような人が大切になりそうです。快適でゆるいつながりがアチコチにあるといいのかもしれませんね。

  2. MUDMAN より:

    もうすぐ50リタイアを考えている者です

    なんかわかるような気がします。
    わたしも今が辛いので、早く会社辞めて解放感を得たい気持ちが強いです。ですが最近リタイアする前にもう一度アルバイトやパートなどできないか検討しています。

    崖から飛び降りるのは簡単ですが、這い上がるのは年齢的にも厳しいですし、独身だと家族と喋る機会もありませんから(^^;

    • 正吉 より:

      MUDMANさん、コメントありがとうございます。
      僕も崖の底までは行きたくないです。崖を飛び下りたフリをして、崖の半ばあたりの快適な場所に居座りたいと思っているのですが・・、むずかしいですね。

  3. ママチャリライダー より:

    この考えは私もすごく分かります。拘束時間があるからこそ、休日の解放感が味わえます。それにまれにですが、仕事が一段落したときは達成感も味わえます。
    忙しい中、仕事を調整してなんとか連休を確保して行く海外旅行は格別に楽しいですね。異国の文化にふれるのは刺激があって楽しいですし、普段は感じられない日本の良さが認識させられ、帰国後は「やっぱり日本が一番いい」という気持ちにもさせられます。
    休日も、毎日休日では休日の良さが感じられないと思いますね。普段、仕事で拘束されているからこそ、休日が貴重な時間になって有意義に使おうとするのだと思います。

    • 正吉 より:

      ママチャリライダーさん、コメントありがとうございます。
      おっしゃるとおりですね。少し拘束されるものを作ろうと思います。

  4. エゾリス より:

    初めまして。
    いつも楽しく拝見しております。
    私は今年アーリーリタイアしたものです。

    アーリーリタイアの本質だなんて、色々思考している方がいらっしゃるんですね。

    私はまだ本質を語るような経験を積んでいませんが、アーリーリタイア後の生活は、やることを探せばいくらでもあるし、探さなければのんびりできます。

    時折、庭にくるエゾリスや野鳥をながめるだけで喜びを感じる日もあれば、家の掃除や片付け、ペンキ塗りなど補修をするだけで日が暮れることもしばしばです。

    いずれにしても、ビジネスではないので以前とストレスレベルは比べようがない程違います。

    今は出来るだけ、このことの本質とは?とか難しく考えない時間を大切にしたいな、と思っています。

    もうあくせくしたくないからギアを落としたのだから。

    正吉さんもおっしゃっていましたが、今しばらく、今を楽しみたいですね。

    • 正吉 より:

      エゾリスさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
      今を楽しむ気持ちを大事にしたいです。
      ただ、今の気持ちを文章に書いて残しておきたい気持ちがあるんです。それが「本質を語ること」になるのかはよくわからないんですが・・。
      早期退職をして考えたことが、早期退職を考えている人のお役に立てればウレシイなと思っています。(^^)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です