映画「メッセージ(原題:Arrival)」を観てきました。
ネタバレしないように、感想を書きます。
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この映画「メッセージ」は予告を観て、絶対に観ようと決めていた映画です。
映画『メッセージ』 | オフィシャルサイト
カンが当たりました。
とても良い映画でした。
観てよかったです。
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観ようか迷っている人に少しだけ情報を。
・宇宙船と宇宙人が出てくるけど、宇宙戦争みたいな映画ではありません。
・ドキドキするシーンもあるけど、とてもあたたかい映画です。
・終盤にいろいろな事が繋がってきます。
・退屈で眠くなる人もいるみたいです。(映画評より)
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そんなに泣くような映画ではないと思うんだけど、僕は後半泣きっぱなしになっちゃった。
きっと僕の心が弱っているのもあるんだと思う。
でも、その涙は心地よい涙だったと感じている。
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以降は、この映画を観た後に僕が考えたことです。
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この映画のテーマは「時間」と「対話」だと思った。
人はみんな、「未来」を不安に感じたり、「未来」が見えなくて絶望したりもする。
でも、本当は「ある程度の未来」は誰にも見えるのではないだろうか。
その「ある程度の未来」さえも全然見えないと思っていたり、ただただ「未来」を不安がっているような時って、「未来を見るのが怖いから『見ないようにしているだけ』なのじゃないだろうか」
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なりたい自分がいて、こうありたいという自分がいて、自分がそうあるには、今、何を考えて、どう行動すれば良いのか。
それを見ようとすれば、本当はちゃんと見られるはずなのに、家族や友人や会社の上司や同僚や近所の人や世間や社会に、気をつかったり、邪魔されたり、騙されたりして、見えないと思ったり、本気で見ようとしていない、それだけのことなんじゃないかな?
「きっと自分にとって大切なものは自分がちゃんと知っているんだ」
そんなことを考えました。
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「えー、この映画観て、そんなこと思わないよぉ」と言われちゃうかも知れないけど、僕が考えたのはそんなことでした。
人によって、感じたり、考えたりするポイントが変わるんじゃないかな。
それくらい、奥が深くて、懐が深い、良い映画だなぁ、って思いました。
僕が一番好きな映画「フィールド・オブ・ドリームス」と同じように、今後、何回も見直す映画になると思います。
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