「夫婦で個人事業主になって仕事を回し合って節税する」妄想について書いてみる

僕は2年前に個人事業主になり、個人事業開業届を出した。

「無職」を名乗る最後の日に、個人事業開業届について考える

そのときの目論みとして、僕の事業が軌道に乗り始めたら、妻に僕の仕事を手伝ってもらって、妻に「青色事業専従者」になってもらって、僕が妻に給与を払えばいいな、なんてことを考えていた。

青色申告すると、家族に仕事を手伝ってもらった場合、家族への給与を経費にできるのだ。

年に僕の収入が300万円くらいあれば、妻に給与を130万円払ったとして、僕の収入は170万円になって、収入としては少なくなるから、税金も社会保障費も安くなるぞぉ。と考えていた。

ところが、僕が ちゃんと 一所懸命仕事をしないもんだから、収入は全然上がらず、今の赤字状態に落ち着いてしまっている。

でも、そもそも僕の仕事を妻に手伝ってもらうと言っても、やりたくもない仕事をやってもらうのもあまり良いことではないから、前回の記事で書いたように、妻のやりたいことは妻のやり方でやっていくのが、きっと一番良いことなのだ。うん、きっとそうなのだ。

「夫婦で個人事業主になって仕事を回し合って節税する」妄想

節税スキーム

節税というのか、経費対策というのか、よくわからないけどこんなことを考えてみた。

・妻がやろうとしているハンドメイド商売のホームページを妻が自分で作る。

・妻は売上が上がれば、その所得から税金や社会保障費を払わなければならない。

じゃあ、妻のホームページ作成を、僕が個人事業主として受注すればどうだろう?

・妻の売上が上がっても、僕に支払うホームページ作成の費用は妻にとって経費になるから、節税になる。

・僕も売上が上がってうれしい。

具体例:

僕の収入が0円/年妻の収入が300万円/年だったとする。(悲しい例だな…)

●僕は赤字申告で、課税所得はゼロになる。
●妻は収入300万円に対する申告をする、各種の控除を引くと課税所得は200万円くらいになるのかな?

ここで上記の節税方法を使う。妻が僕にホームページ作成の費用100万円を支払う。

そうすると、

僕は収入が100万円/年妻の収入が300万円/年だけど、

●この状態で僕が申告して、各種の控除を引くと、課税所得は同じくゼロになる。
●妻は収入300万円に対する申告をする、各種の控除を引いて、さらに僕への支払100万円(経費)を差し引くと、課税所得が100万円くらいに減る

課税所得が約100万円も減るのに、家計全体としての収入は全く変わらない!

「おぉ、これはすごい節税方法じゃないか!」

と1人で興奮してしまった。

法律的にはどうなの?

しかし、これって法律的にはどうなんだろ?

調べてみた。

夫婦間で仕事をまわしあっても、経費にできない理由とは?

詳しくは上記の記事を読んで欲しいんだけど、要するに「法律的にはそんなことしちゃダメ!」ということらしい。

この記事にも書いてあるけれど、時代遅れな法律だなぁとは思う。

結局、夫婦で個人事業主になって、僕は妻のホームページを作りつつ、他の仕事もちゃんとやって年収200万円くらい稼いで、妻も年収100万円くらい稼いでくれれば、面倒な税金対策なんて考えずに、末永く幸せに暮らしていける、ということだな。

よし、がんばろう。(そんなにがんばんないけど)

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