「何度も観てるんだけど、また観たくなる」映画が何本かあって、「かもめ食堂」はそのうちの1本。
妻も好きな映画なので、もう5回以上は観ていると思う。
最近ようやくAmazonプライムビデオの対象になったので、早速見たんだけど やっぱりとても良かった。
夏のある日、ヘルシンキの街角に「かもめ食堂」という小さな食堂がオープンしました。その店の主は日本人の女性サチエ(小林聡美)でした。道行く人がふらりと入ってきて、思い思いに自由な楽しい時間を過ごしてくれる、そんな風になればいい、そう思ったサチエは献立もシンプルで美味しいものをと考え、メインメニューはおにぎりになりまして。
しかし、興味本位に覗く人はいましたが、来る日も来る日も誰も来ない日が続きます。それでもサチエは毎日、食器をピカピカに磨き、夕方になるとプールで泳ぎ、家に帰って食事を作る、そして翌朝になると市場に寄って買い物をし、毎日きちんとお店を開く、ゆったりとしてヘルシンキの街と人々に、足並みを合わせるような、そんな時間を暮していました。
サチエは、毎日真面目にやっていれば、いつかお客さんはやってくる、とそう思っていたのです。(C)2005 かもめ商会
ストーリーはとてもシンプルで、まったりと進んでいく。
何かドラマチックな展開があるわけでもないし、恋の花咲くこともない。
初対面の人に「ガッチャマンの歌、知ってますか?」って聞いちゃう すっとぼけた感じもいい。
こういうまったりとした映画をたくさん観たいなぁと思うのだ。
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主演の小林聡美さんと、もたいまさこさんは、むかーしフジテレビでやってた深夜ドラマの「やっぱり猫が好き」で共演してたんだよなぁ。
原作は、群ようこさん。正確には映画の概要が決まった後に本を書いてほしいと依頼があったみたい。(どこで知ったか忘れたけど)
群ようこさんは、セミリタイア志向の人にはおなじみの作家さんで、「働かないの」や「れんげ荘」の本は人気があるよね。
(群ようこさんは、僕の大好きな作家の椎名誠さんと深い関わりがあるのだけど、その話はいつか別の記事で)
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小林聡美さん、もたいまさこさん、荻上直子さん(監督・脚本)、群ようこさん(原作・脚本)に、加瀬亮さん、光石研さん、市川実日子さん、伽奈さん、が絡んで、シリーズもののようになっている。
僕は自分の中で勝手に「まったり系シリーズ」と名付けてるんだけど、これらの映画やドラマを観たり、原作を読んだりすることに、最近かなり時間を使っている。
ホワーンとして観たり読んだりができる時間はかなり幸せ。(^^)
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「かもめ食堂」以外にも、Amazonプライムビデオの対象になってる「まったり系シリーズ作品」も増えたので、観てみてね。
「めがね」
「プール」
「パンとスープとネコ日和」
「山のトムさん」
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