株式投資をやめました

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正確に書くと、キャピタルゲイン狙いの個別株株式投資をやめることにしました。

(この株はきっと騰がるだろう)と期待して個別株を買い、予想通り騰がったらその株を売って利益を得る。下がったら損切りをする。

(この株はきっと下がるだろう)と予想して個別株を信用売りして、予想通り下がったら利益を得る。

そんな株取引を20年以上続けてきました。

会社員だった頃は、感覚で取引をしていました。

(よくわからないけど騰がりそうな気がする)とか、(売られ過ぎと思われるから買っておく)とか。

会社を辞めてからは、株式投資の勉強をするようにして、わからないなりにも財務諸表を読んだりしてしっかり情報を集めてから、取引をするようになりました。

何度か大きく損失を出したこともあったけれど、その度に研究し直すようにして、トータルでは利益を出せていたので、よしとしていました。

550万円の損失を抱えた後どうなったのか教えたげる

予想が当たって利益が出ればウレシイし、一日で何十万円も儲かれば、天にも昇るような気分にもなります。

でも、暴落が起きれば、どん底の気分になって、気持ちが悪くなるくらいに落ち込みます。

そんなことを繰り返してきました。

今の僕には定期収入が無いので、お金(資産)が増えたり減ったりすることに敏感になり過ぎてしまうのかも知れません。

平日は朝起きたら、昨晩の欧米の株価と為替をチェックして、株価に関する情報を読んだり観たりして、朝9時の寄りつきの状況を眺めて、持っている株価をチェックして、狙っている株の情報をウォッチして、、、

朝の2~3時間くらいはそんなことをしていることが多くなりました。

そんなことをしていても、株価が騰がるわけではないし、株価が下がっても出来ることはほとんど無い。

なのに、チャートを眺めながら(どうすればいいかなぁ・・)なんてやってる。。。

(投資はもっと長い目で、どっしりと構えてやらなきゃいけないんだろうな)と思いつつ、それが出来ないので、キャピタルゲイン狙いの個別株株式投資をやめることに決めました。

先週、持っていた株を売りました。(損切り含め)

株式投資で残っているのは、ETFと投信、既に元を取っていて持ち続けている2社の株式のみ、となりました。

これらは、たとえ「価値が半分」になってしまったとしても、ショックはそんなに受けないと思います。

なので、市場を意味なくウォッチすることも無くなり、これからは貴重な朝の時間を有効に使える(はず)。

と言いつつも、僕の人的資本(労働からの収入)は少なくなっていて、金融資本からの収入をゼロにするのは現実的では無いので、「お金に働いてもらう」ことは考え続けなければならないのでしょう。

過度な心配をしなくても運用を続けられるような、リスクとリターンのバランスをうまく取れるような運用をしていかなくちゃ、と考えています。(それが難しいんですけどね・・)


こんな気持ちになったのは、この記事にも書いたのですが、自分がコントロールできない力で理不尽な思いをするのは、たまらなくイヤだからです。

自国の一部の利益しか考えていない人間が、何かをつぶやいただけで市場が右往左往して大きな影響を受ける、みたいなことに耐えられなかったり。。

そんな気持ちを抱えているクセに、「お金」欲しさに自分の気持ちを乱す行為をしていることに矛盾を感じるようになりました。

(生きていくには「お金」が必要だけれど、その「お金」ってそんなに全面的に信用できるものだろうか?)という気持ちも大きくなってきました。

「お金」に関する書籍をいろいろ読んでいるうちに、「お金」に対する意識が僕の中で変わってきているのかも知れません。

「お金」は好きだし、「お金」は大事だと思っているけれど、「通貨」(円とかドルとか)に依存し過ぎるのは危険かなぁと思い始めています。

うまく言語化できないんだけど、

「本当の『価値』とは何だろうか?」

「『信用』や『充足感』のようなものが、一番の『価値』なんじゃないだろうか?」

「今すべきことは単純に『お金』を増やすことじゃない、だから、大切な時間は『信用』や『充足感』を高めるために使うべき

そんなことを考え始めています。

自分の中でちゃんと整理が出来たら、また書きます。

   
  

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