年始に、青年海外協力隊時代にアフリカで一緒に過ごした同い年の女性から、年賀メールが来ていました。
その年賀メールに「僕はもうすぐ会社を辞める予定です」と返信しておきました。
今月に入ってその女性から「会って相談したいことがある」というメールが入ったので、横浜に会いに行きました。
彼女は勤続15年目で独身。Webデザーナーの仕事をしています。
・会社の仕事は忙しく、やりがいはあるけど、会社の将来性には疑問がある。
・50歳を過ぎたら出身地に帰って、両親のそばにいてあげたいと何となく考えている。
・今の仕事をどうしても続けたいわけでもない。
・そんな状態の今、早期退職プランを勧められた。
・今ならウン千万円の退職金がもらえる。
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彼女の心配は、
・退職金をたくさんもらえても、税金でほとんどが無くなってしまうのではないか?
・今後の社会保障費の負担が不安
・失業保険の制度のこともよくわかっていない
などで、早急に調べなくてはと思っているのだが、自宅にネット環境が無く、会社で調べることも出来ないので、アドバイスをもらいたいということでした。
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ネット環境が無いなら、まずは退職に関する書籍を買うことを勧めた後で、
僕の知っている範囲で、
・「退職所得受給に関する申告書」で、税金は減らせること
・健康保険は任意継続と国民健康保険を比べて安い方に選択できること
・国民健康保険や住民税は、前年の所得によって決まること
・雇用保険制度のこと
・国民年金には免除制度があること
などを教えてあげました。
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結果、彼女は早期退職を決めたようでした。
背中を押しちゃってよかったのかな?という心配は残りましたが、あと数年で退職を予定しているならば、良い辞め時だと思います。
「正吉くん、会社辞めてやることないなら、私みたいな人のアドバイザーしてみなよ」と彼女に言われました。
(あ!そういうのもありかもなぁ)と少しその気になりました。(^^;)
「じゃ、初めてのアドバイス料と言うことで、今日は私のオゴリね、飲んで、飲んで。」
懐かしの横浜の地で、辛口の日本酒をたくさん飲んできました。(^^)
コメント
こんばんは。
社会保険の制度って複雑なのでわかりにくいですよね。
僕の回りでも、社会保険のことを知らない人が結構います。
わざわざ大変な思いして働いてるのに、知らないと損しちゃうよと思います。
簡単でわかりやすく社会保険を教えてくれることって需要があると思いますよ。
p太郎さん、コメントありがとうございます。
そうですよね。個別相談でお金稼げないかな、ってちょっと考えています。(^^;)
今は東京で生活していますが、高校が神奈川でしたので、今も横浜方面には友人がいます。
仕事でもたまに横浜(本牧・大黒)、新横浜へ行きます。
お時間ありましたら、少しお話しも出来たかもしれませんね。
ぬまさん、コメントありがとうございます。
今回は突然の横浜出張(?)でした。新横浜も通りました。次回はぜひ。(^^;)
そんな高額な退職金が出るなら僕なら迷わず辞めちゃうなあ。。。
退職所得だけ別枠で計算するってことを知らない人もいるんですよね。
いいことしましたね。
僕も知り合いに早期退職までの資産運用プランを聞かれていて、さて、どのように答えたものかと思っています。
いっそのこと詳細なプランを作ってみようかな。
招き猫の右手さん、コメントありがとうございます。
高額ですよねぇ。金額聞いた途端に「辞めろ、今すぐ辞めろ」って言っちゃいましたよ。(^^;)
気軽に相談できる人が身近にいればいいですよね。なので(商売になるかも)って思ったのですが。。。
こんばんは。
WEBデザイナーなのに自宅にNET環境がない。
退職を考えているが、制度や法知識について自ら調べようとしない。
他人にアドバイスを求めすぐそれに同調する。
早期退職は労働者から経営者に変わる事でもあります。
経済的な展望や運用、税や保険等各種公的書類、起こりうるリスクや退職後の生き方など。
すべてを自己責任のもと計画遂行し、必ず成功させなければなりません。
目先の退職金も大事ですが、彼女は早期退職に向いてない気がします。
今までの経験から、私を含めて計画的早退して成功している人は絶対他人に判断を任せたりしていません。
退職時
けんたろうさん、コメントありがとうございます。
彼女には昔いろいろとお世話になっているのでフォローしておくと(^^;)、もう彼女の中では早期退職することが決まっていたのだと思います。
そして、同じような境遇の人に「大丈夫、きっとうまくいくよ」と言って欲しかっただけなんだと思うのです。
彼女は田舎に帰ってローコストな生活をすると言っていました。なのであまり心配はいらなかったんです。
でも、「WEBデザイナーなのに自宅にNET環境がない」のは、僕もビックリしました。(^^;)