ピーターの法則 -昇進は個人にとっても組織にとっても危険-

新しく「法則カテゴリ」を作ったので、さっそく法則について書いてみます。

「ピーターの法則」をご存じでしょうか?

僕はこの法則を『坂の上の坂』藤原和博 著 で知りました。
現代の寿命が伸びた中高年の 新しい生き方についての提言がなされている本です。

「ピーターの法則」が言ってることは「あらゆる組織は無能化する」という原則です。

僕が 上昇志向が無いサラリーマンである自分 で書いたように、組織(会社)では、優秀な社員は主任に、優秀な主任は課長に、優秀な課長は部長に、優秀な部長は役員に、と昇進していきます。

しかし、すべての優秀な社員がマネジメント能力が高いとは限りません。例えば、現場で活躍していた人が課長になった途端に優秀さを発揮できなくなることがあります。その際、降格されることもありますが、ほとんどの日本の組織ではそのまま課長にとどまります。昇進したために無能になってしまい、無能レベルのまま課長のポジションにとどまってしまうのです。

課長になっても能力を発揮する優秀な人もいます。ですが、そのマネジメント力やリーダーシップが部長になっても発揮できるとは限りません。部長になって求められる以上のの能力が発揮できず、部長の職位で無能レベルにとどまります。

部長で優秀な人は役員になる。同じように能力のある人は上位の職位に昇進し、そうでない人はそれまでのポジションにとどまって、無能をさらけ出すことになります。

つまり、各階層のポストを占めるのは「そこで自分の無能レベルに達してしまった」人だらけになる、ということです。

「ピーターの法則」は、階層組織が「昇進」をインセンティブにして社員の動機づけを行う限り、全ての組織にあてはまる、としています。個人の本来の能力は発揮されずに埋没し、組織は沈滞していくのです。

 
「昇進」は組織にとって「危険」なことでもあるのです。

昇進することで、現場感覚が無くなり、人間関係や調整能力ばかりが仕事力となってしまい、その会社でしか通用しなくなることがあります。藤原和博さんは個人にとっても昇進は危険と述べています。
「接待」「査定」「会議」の比率ばかりが増え、本来の自分の仕事、やるべき仕事、やりたい仕事が出来なくなっていくのです。

転職の面接で「前の会社では部長をやっていました」としか言えなかった人がいると前に書きました。自分の専門分野が持てずに、会社の外に対して自分が何が出来るのかを表現することが出来なくなってしまうのです。
なので「昇進」は「個人」にとっても「危険」なことなのです

まとめます。
「昇進は、個人にとっても組織にとっても危険なこと」なので、簡単に昇進を受け入れずに、自分の特性を考えて、自分の特性を生かすことができる仕事を模索する必要がある、のです。

(昇進しないと給料が上がらないので、悩ましいですけどね)


   
 

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