この本のタイトルがずっと気になっていました。
ずっと読んでみたかった本をようやく読むことができました。
■
著者の千葉敦子さんは、1940年生まれで、1975年からフリージャーナリストとして活躍されました。
1981年 40歳の若さで乳がんの手術を受けており、その後3度がんが再発しています。
1987年に46歳で亡くなられました。
■
死ぬのをやめることはだれにもできませんし、どうせ死ぬなら、なるべくよく死にたい、と私は考えます。
よく死ぬことは、よく生きることと同じです。
「よく死ぬ」ために、何をすれば良いのか?と考えてしまうのですが、
「よく死ぬ」ことができる人ってどんな人だろう?と想像すると、後悔の少ない人じゃないかな、と思えます。
千葉さんはこんな風に書かれています。
生きているときに、安全ばかり求めて、危険を冒すことをやってこなかった人は、死をまえにしてびくびくするのではないか、という気がします。
人生において何度か、清水の舞台から飛び降りたり、未知の世界へ足を踏み入れたりしたことがある人なら、死に直面したり、あるいは死へ繋がる可能性のある病気にかかっても、パニックには陥らずにすむのではないかと思います。
結局、どう生きてきたかが、どう死ぬかを決定するのだと思います。
■
自分もどんな死に方をしたいか、ということをそろそろ本気で考えなければいけない、と感じました。
自分の死の迎え方を、ある程度決めてしまえば、僕はさらに身軽になって、もっと自由になる、そんな気がしています。
コメント