僕は太巻きが好き。
太巻きといなり寿司がセットになっている「助六寿司」というのがあるけど、アレがとても好き。
この記事を書くにあたって、助六寿司(すけろくずし)の由来も初めて知った。
助六寿司の「助六」は、歌舞伎十八番のひとつ。
助六の愛人は吉原の花魁で、その名を「揚巻(あげまき)」という。
「揚巻」の「揚」を油揚げの「いなり寿司」、「巻き」を海苔で巻いた「巻き寿司」になぞらえ、この二つを詰め合わせたものを「助六寿司」と呼ぶようになった。
ふーん、なるほど、面白い。
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その流れで、ってわけじゃないんだけど、いつからか節分には「恵方巻き」を買ってきて食べる習慣が、我が家にもできた。
どっかの方角を向いて無言で食べる、というのも何となく面白い。
だけど、どんな御利益があるのかは知らない。
そもそも、こんな習慣は僕が子供の頃には無かったはず・・・。
ちょっと調べたら、「恵方巻きを広めたのはセブン・イレブン」ということがわかった。
「恵方巻」という名称およびその風習は、1998年(平成10年)にセブン-イレブンが全国発売にあたり商品名に「丸かぶり寿司 恵方巻」と採用したことにより、2000年代以降に急速に広まった。
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先日、ゴハンを食べながら、テレビの情報番組を見ていたら、「恵方巻き 過酷なノルマ」という特集をしていた。
過酷なノルマ
2017年に入りコンビニではアルバイト店員に恵方巻の自爆営業を課す例が相次いでいる。
オーナーから予約50件~100件のノルマを課せられた例をはじめ、数十本程度のノルマがあったという報告が多く、ノルマを達成できない場合は自ら買い取るいわゆる「自爆営業」などの例もツイッター上に寄せられている。
便乗商品もいろいろ出ているらしい。
「かぶりつきジャイアントポッキー」とか、「丸かぶりロールケーキ」とか・・・
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なんだか、とてもアホらしい。
こういうのを見ていると、精神の奥の方がグッタリとしてくる。
なので、このヘンな流れに加担するのをやめることにする。
明日は、売れ残ったかわいそうな「太巻き」を救って食べることにしよう。
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