僕は「お金の話」が好きで、お金に関する本をよく読みます。
(もちろんお金自体も好きですけどね)(^^;)
以前にも紹介しましたが、本田健さんの著書「お金と人生の真実」の中に興味深いトピックがあります。
以前、どこかの本で読んだワークを私のセミナーで実験的にやってみました。会場に400人ぐらいいたのですが、「このなかでゴキブリを丸呑みしてもいい人?」と聞くと、ほとんどの人が、笑いながら「イヤだ~」と言って、顔をしかめます。そこで、「タダではイヤですよね?では、1000円出します」と言うと、もちろん手は挙がりません。
では「1万円では?」と聞くと、まだゼロ。そこで、「では、条件を変えましょう。オブラートで包んでもいいし、食べ物に混ぜてもいいです。10万円では?」すると、どうでしょう?
ちらほら手が挙がり出します。100万円では数十人が、1000万円では100人ぐらいが、1億円までつり上げると、80%ぐらいの人が手を挙げるではありませんか!?
お金のためなら、多少イヤなことでも我慢するというわけです。あなたは、いくらになったときに、手を挙げるでしょうか?
過去にゴキブリを食べて死んじゃった人がいたり、東南アジアではから揚げにして食べるところもあるとか・・。
僕は1億円もらえるなら飲んじゃうと思います。(^^;)
それはともかく、このトピックは「お金のためにどこまで譲歩できるのか?」を問うています。
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僕は自由になるために一億円を捨てることにしたの記事中で、「1億円得られるなら、我慢して会社勤めを続けようかな」と僕は書きました。
しかし、今の僕にとって、会社で定年まで働くという決断は、お金と引き換えに自分の意志・自分の自由・自分の人生の貴重な約15年間を犠牲にすることを意味します。
一方で、「いくら自分の尊厳を守って自由があったって、貧乏なまま生きて行くのはイヤだよ」と思う自分もいるのです。
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・・・。
困ったことに、ここまで書いて、1時間くらいいろいろ考えて、結論らしき結論が書けなくなってしまったのですが、
人生って、「自分をどれだけ自由にしてあげられるのか、そして、その自由を得るための犠牲を自分がどこまで譲歩出来るのか?」を探る旅なのかなぁ、なんてことを考えました。
あなたはいくらでゴキブリを飲み込めます?
コメント
飲みませんw
でも生活が困窮したりどうしても欲しいものが出来たら意見は変わるのでしょうけどね。
・・・って考えると10万円や100万円で手を挙げる人が不憫でなりません。
呑みこんでも死なないということが前提ですが、
月収金額くらいかな