役所広司さん主演の映画「PERFECT DAYS」を観てきました。
まだ観てなくて情報の無いまま映画を観たい人はそっと閉じてください。(ネタバレありです)
僕も映画を観る前は、できるだけ情報を入れないままで観たい派です。
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役所広司さんは大好きな俳優。
「オッサンが便所掃除してるだけの映画」という若者の映画評を読んで、「そんなワケないじゃん」と思いつつ観に行った。(^^;)
映画の最初は、主人公の生活ルーティンを映す部分が長く続く。
この部分がとても良かった。
変わり映えのない日常。
でも、その日常の中に小さな喜びがたくさんあることがわかってくる。
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毎日好きな植物を愛でる
毎日好きな缶コーヒーを飲む
毎日好きな音楽を好きなカセットテープで聴く
毎日好きな場所で好きな風景の写真を撮る
毎日好きな銭湯の一番風呂に入る
毎日好きな居酒屋さんで一杯飲む
毎日好きな本を寝る前に読む
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平凡な日常を憎む人や、毎日同じような日々なんてイヤという人もいると思う。
でも、僕も歳をとってきて、愛すべき日常を心地良く生きていたくなっている。
平凡で退屈な日々でも全然オッケーな感じ。
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「うん、これこれ。毎日のこれに幸せを感じるのだよ」ということを日常に増やしていければ、それで充分で満足な日々が送れる。
この映画を観ながらそんなことを思った。
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