「自得」-本当の自分をつかむ-

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ふとしたことで、「自得(じとく)」という言葉を知りました。

「自業自得」という四字熟語はよく使いますが、「自得」という2文字はよくわかっていませんでした。

安岡正篤さんの言葉から引用します。

自得ということは自ら得る。自分で自分をつかむことである。

人間は自得から出発しなければならない。

金が欲しいとか、地位が欲しいとか、そういうのはおよそ枝葉末節である。

根本的・本質的にいえば、人間はまず自己を得なければいけない。

本当の自分というものをつかまなければならない。

ところが人間はいろいろなものを失うが、一番失いやすいのは自己である

人は根本において自分をつかんでいない。

空虚である。

そこからあらゆる間違いが起こる。

人間はまず根本的に自ら自己を徹見する、把握する

これがあらゆる哲学、宗教、道徳の根本問題である。

 
僕は先週、人間関係、友達関係、家族関係のトラブルで自暴自棄になっていました。
週末は、自分で自分をコントロール出来なくてヒドイ状態でした。

でも、頭を冷やしてみると、原因は全て自分自身にあることに気づきました。

自分が見えてないから、相手のことなんて見えるはずもなく、感情のままに怒りまくって悪い氣を散らしてしまう。
相手からすれば、「自分が見えていないような人なんて相手に出来ない」という気持ちだったのかもしれません。

「人間はいろいろなものを失うが、一番失いやすいのは自己である」
「自分をつかんでいないから、あらゆる間違いが起こる」

そのとおりだと思いました。

反省しました。

良い文章に出会えました。

   
 

コメント

  1. 記事投稿が止まっていたので、少し気にしていました
    一番失いやすいのは自己である 安岡さんらしい言葉です

    • 正吉 より:

      消費しないピノキオさん
      お心遣いありがとうございます。心にしみます。
      安岡正篤さんの人間学、いろいろ読んでみようと思っています。

  2. prire より:

    今月初投稿ですね。
    どんな出来事でも自分にも原因があると認識できれば許せます。そして自分を責めるでなく冷静にその対策を探す事ができたのなら犯した失敗に価値があると思いますますし、周囲の人もいずれ許してくれるのだと思います。

    • 正吉 より:

      prireさん
      とても深いコメントですね。ありがとうございます。
      「許す」って深くて良い言葉ですね。

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