今日、長男くんが高校受験に合格しました。(^^)
コメントで応援をいただき、ありがとうございました。
僕はこのブログを遺書代わりに使っています。
高校合格記念に、息子くんたちへの遺書の続編を書きました。
(今まで書いた遺書はこちらです)
「息子たちへ」
父は会社を辞めて、死ぬまで楽しく生きて行けるようにがんばるだけ。
君たちは君たちで好きなように生きて行ってほしい。
父に遠慮なんかしなくていいし、父のことを心配しなくてもいい。(母の心配はしてあげてほしいけど)
父は、君たちを放り投げるけれど、君たちを見捨てることはしない。
君たちは、いつまでも家族で、何があっても味方で、いつまでも一番愛する人だ。
そして何より一番の友達だ。
あれだけ多くの時間いろいろな遊びを共にしたのは君たちが一番だから。
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最近は、君たちがイライラさせる態度をとるので「マジでムカつく」という事態が増えています。
父は、君たちが赤ん坊の時を知っているし、君たちのオムツをかえたこともあるし、道端で転んでいつまでもギャアギャア泣いているのをあやしたり、君たちが病気になって母と夜中の病院を走り回ったことも覚えています。
その君たちが今では「別に生んでくれって頼んでねぇし」なんて態度を見せます。
憤りを感じます。
マジでムカつきます。
家から追い出したくなります。
「自分一人の力で大きくなったなんて思うなよ」という常套句まで浮かんできます。
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でも、父と君たちがケンカをするのは、きっと本能です。
父には「もう子離れしなさい」と、
君たちには「もう親離れしなさい」「もう大人なんだから独り立ちしなさい」と、
神様が告げているのだと思います。
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今の日本の、今のこの社会では、君たちはまだ子供でいなければならない。
ツライですね。
もう本当は自分一人の力で歩けるのかもしれないのにね。
高校に行くお金が自分で作れないから。
大学に行くお金が自分で作れないから。
就職するまではお金が稼げなくて自立できず、親に面倒をみてもらわないといけないから。
そんな常識が君たちの独立心を奪ってしまっているとも言えるよね。
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父は怒ると怒りにまかせて「家から出て行け、もう一人で生きて行け」なんて言っちゃう。
でも、大丈夫。
本当に家から出て行かれたら、父は心配で心配でオロオロしてしまいます。
だから、ほとぼりがさめたら、安心して帰って来て下さい。
父に見放されたら生きる道が無くなってしまう、なんてこともないです。
母もいるし、じぃじもいるし、ばぁばもいるし、おじさんもおばさんも、いとこもいます。
だから、父に変な気を遣わなくてもいいです。
自分の言いたいようにやりたいように、どんどんやっていいです。
父はきっと「自分一人でデカくなったような顔をしやがって!」なんてイヤミを言うけど、そんなことは放っておいていいです。
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もう父は下り坂です。
もう父は、今まで苦労をかけた母への罪ほろぼしをしながらも、自分が嫌だなと思うことはしないで生きて行くと決めました。
だから父のことなんて気にしないで、自由に生きてください。
自由に生きていくためには ある程度のお金が必要だけど、君たちが成人するまでの最低限のお金はとってあります。
足りない分は自分で稼ぎながら、自分に合う生き方を見つけてください。
そして、自分の道が見つかったら、思い切って飛んで行ってください。
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父は、周りの家のお父さんたちよりもギブアップをしたのが早いから、とまどっちゃってるかもしれないけど、君たちのためには良いことだったんじゃないかな?って少し思っています。
「なんだ、大人もワリと弱いんだな」と早いうちに気づいてくれると思うから。
「なんだ、人生にはギブアップもアリなんだな」と知ってもらえたから。
そして、父がギブアップすることによって、父を反面教師にして「オレは心の病気になんかならないようにもっといろいろ考えて生きよう」と思って欲しいです。
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君たちがいないと父はダメです。
でも、父を喜ばせようとしなくて良いです。
君たちが幸せそうであれば、父は幸せです。
コメント
「君たちがいないと父はダメです。
でも、父を喜ばせようとしなくて良いです。
君たちが幸せそうであれば、父は幸せです。」
素晴らしい名文だと思いました。
私が家族に伝えたい言葉です。
ライパチさん、コメントありがとうございます。
ほめていただき、とても照れますが、ありがとうございます。
なかなか面と向かっては言えないです。(^^;)