「フリーエージェント社会の到来」-「雇われない生き方」は何を変えるのか-を読み続けています。
この本に「ピーターアウトの法則」という聞いたことのない法則が出てきました。
組織の構成員は、昇進するにつれて、次第に仕事が楽しくなくなるという法則である。仕事が楽しくなくなると優秀な人材は会社を出ていってしまう。そうやって会社を辞めた人は、たいていフリーエージェントになるのだ。
この部分を読んでいて、ふと、「憎むべきは上司ではない」んだと感じました。
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「4人の上司」という記事に上司へのグチを書きました。不満の向かう先は、不満の元を作る上司に行くことが多いです。
でも、上司が悪者になるのは、組織の矛盾が原因であり、組織の仕組みの問題だとも言えます。
組織内には人間的にイヤなヤツもいたのですが、1対1で話してみると根本的にイヤな人間の上司はいなかったような気がします。
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「上昇志向が無いサラリーマンである自分」
「パーキンソンの法則」
「ピーターの法則」
肥大化する組織、無能化する組織、出世すると管理側になる仕組み・・。
これらの仕組みが見えてきた頃に、僕にもその順番が回ってきました。
僕は自分がその役割になるなんてまっぴらゴメンだったし、そんな役を引き受けたら自分がツブれるとわかっていたので、断りました。(僕は管理職になることを断ってしまった)
その結果、だんだんと社内で生きていくことが難しくなってきて、いろいろなことに疲れ始めたのでした。
逆に言えば、上司は、このような仕組みから生まれた「必要悪」のような人たちだったのでは?と思い始めています。
だから、きっと憎むべきは上司ではないのです。
憎むべきは、こんな仕組みしか作れないようにしている既得権をもつ一部のヤツらだし、このような仕組みを持つ組織しか知らなかった自分、そんな組織でしか生きられなかった自分にも責任はあるんじゃないか・・・。
うまく具体的にまとめられないのですが、今日、天気の良い空を眺めながらそんなことを考えていました。
コメント
みんな与えられた役割を必死に演じているだけです
悲しいのは演劇が人生そのものになっていることです
消費しないピノキオさん、コメントありがとうございます。
深いコメントだなぁ。。
演じることが必要なときもあるかもしれないけど、演じるだけの人生は味気ないですね。
私もそう思える人が過去に何人がいます。
逆に個人的に中の良い知り合いが、会社にいったとたんに極悪上司になってる人もいるかもしれませんね。
会社というのは人を変えてしまうんですね。
僕も管理職なんてまっぴらごめんです、興味もありません。
仕事が楽しくなくなったら、さっさと辞めます。
招き猫の右手さん、コメントありがとうございます。
社風が人を変えてしまうこともあるし、組織自体が人を変えてしまうこともあると思います。
どっちにしても変わることができない人はそこから離れるしかないと思うし、そうすることが一番健全かなぁって思います。