最高の季節を感じる余裕さえなくしていた

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今朝、愛犬の散歩をしていて、今が自分にとって最高の季節だなぁと感じた。

裏山の木々が芽を出し始めて、若い黄緑色がとても美しくなってきた。

南アルプスからのキレイな雪解け水が沢や小川を流れる。

桜は散ってしまったけど、リンゴの花が咲き始め、タラの芽が出てきて、自然の恵みを伝えてくれている。

暑くもなく、寒くもなく、日差しがとてもやわらかい。

ただ外に出て、歩いているだけで身も心も満足感でいっぱいになる。

なんだかいろいろなことに感謝したい気持ちで思わず笑顔になる。

会社を辞めるまでの数年間、こんなに気持ちのよい季節があったという記憶があまりない。

会社に勤めているときだって、外に出る時間くらいはあったはずだし、毎朝犬の散歩はしていた。

仕事が増え、役割が増え、依頼が増え、要望が増え、雑用が増え、面倒なことばかりが増えていき、忙しくなって、文字通り次第に心を亡くし始めた。

気持ちのよい空気を感じたり、そのことに感謝する余裕さえ、失くしていたということだ。

このすばらしい季節の中で、今までの僕は何を考えていたんだろう?

この心地よい風景を、今までの僕はどう感じていたんだろう?

もうあの頃のような余裕の無い生活には戻らないようにしよう。

今のこの気持ちを大切に残しておこう。

(最近、こんなことばかり書いていて、なんだかワンパターンですんません。
日常になったり、当たり前になったりすると、僕はすぐにありがたみを忘れてしまいます。
なので、今でなければ感じられないことをできるだけ書き残しておこうと思っています。)

     
 

コメント

  1. ライパチ より:

    いいんじゃないでしょうか。
    今の気持ちをじっくりと味わいたい気持ちが
    伝わってきます。
    できれば私もその気持ちを味わいたいなぁと思って
    読んでいます。

    • 正吉 より:

      ライパチさん、コメントありがとうございます。
      「無いものねだり」な性分なので、失った代わりに得たものをじっくり味わって、ちゃんと感じておこうと思います。

  2. レモンバーベナ より:

    初めまして。最初から読ませていただきました。
    美しい自然を愛でるには心の余裕が必要ですよね。組織で働くということは、そんな余裕をなくし、美しいものを堪能する感受性まで差し出す代わりにお金をもらうことかもしれません。どっちが高くつくのかは、考え方によるのでしょうけど。自分をすり減らさない程度の軽い仕事がベストなのかも。

    • 正吉 より:

      レモンバーベナさん、はじめまして。
      最初から読んでいただいたとのこと、ありがとうございます。
      心の余裕を持つことはむずかしいですね。組織で働いていても、それを簡単にできる人もいれば、僕みたいにすごく下手な人間もいて。。

  3. 私もリタイアしたら周囲のことにいろいろ気づくでしょう。
    あれほどウザいと思っている雨にすら感慨を覚えるかもしれません。
    なんせ雨でも出かけなくていいからね。。。

    • 正吉 より:

      招き猫の右手さん、コメントありがとうございます。
      雨の日も好きになりました。
      「今日は草むしりしなきゃ いけなかったのになぁ・・」なんて、雨のせいにしながら、ベッドに寝転んで本を読むのが至福の時だったりします。(^^)

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