僕はあまり深く考えずに人生を生きて来てしまった(4)

その頃の僕はおこづかいを生活費に回し始めていて、本を買う余裕も無かったので、市立図書館をよく利用していました。

そこで出会った本が「金持ち父さん 貧乏父さん」でした。

著者のロバート・キヨサキは、

「資本主義のなかでは、労働者はラットレースに巻き込まれて、豊かになることは出来ない。
だから、自分の労働と時間を切り売りするのではなく、不労所得を得なければならない。
不動産や株式投資を行って、資産を作るのだ」

この本の中でこう言っていました。

不労所得
お金に働いてもらう

この言葉は「なまけもの」の僕にとって、とても良い響きでした。

「貯金をしても、豊かになれない」
(今思うと、これは完全な勘違いなのですが・・)

そう考えた僕は、比較的とっつきやすい株式投資をすることにしました。

子供のために積み立て始めていた「学資保険」を解約し、わずかな貯金と合わせて、株式投資と投資信託を始めました。

日経新聞を詳細に読むようになり、投資関連の本も借りまくり勉強しました。

そして、実際に株式を買い、投資信託を買い、実践を始めたのです。

結果は散々でした。

半年で「元金の半分」を失ってしまいました。

妻には怖くて言えませんでした。(^^;)

「僕は投資には向いていない」
「ロバート・キヨサキは嘘つきだ」

そう思い、あきらめてしまいました。

今考えると、僕は投資をギャンブルと勘違いしていたのです。


(続きます)

   
 

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