その頃の僕はおこづかいを生活費に回し始めていて、本を買う余裕も無かったので、市立図書館をよく利用していました。
そこで出会った本が「金持ち父さん 貧乏父さん」でした。
著者のロバート・キヨサキは、
「資本主義のなかでは、労働者はラットレースに巻き込まれて、豊かになることは出来ない。
だから、自分の労働と時間を切り売りするのではなく、不労所得を得なければならない。
不動産や株式投資を行って、資産を作るのだ」
この本の中でこう言っていました。
「不労所得」
「お金に働いてもらう」
この言葉は「なまけもの」の僕にとって、とても良い響きでした。
「貯金をしても、豊かになれない」
(今思うと、これは完全な勘違いなのですが・・)
そう考えた僕は、比較的とっつきやすい株式投資をすることにしました。
子供のために積み立て始めていた「学資保険」を解約し、わずかな貯金と合わせて、株式投資と投資信託を始めました。
日経新聞を詳細に読むようになり、投資関連の本も借りまくり勉強しました。
そして、実際に株式を買い、投資信託を買い、実践を始めたのです。
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結果は散々でした。
半年で「元金の半分」を失ってしまいました。
妻には怖くて言えませんでした。(^^;)
「僕は投資には向いていない」
「ロバート・キヨサキは嘘つきだ」
そう思い、あきらめてしまいました。
今考えると、僕は投資をギャンブルと勘違いしていたのです。
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