亡くなった夫のブログが悪用されて犯罪に加担してしまった -『デジタル遺品』が危ない-

「『デジタル遺品』が危ない:そのパソコン遺して逝けますか?」という本を読んでいます。

高齢者のパソコン利用率上昇に伴い、急増する「デジタル遺品」トラブル。パソコンやスマホの中の写真・文章、ブログ・SNS、ネット上の金銭取引、パスワードなどを、管理が甘いまま亡くなると家族に多大な負担がかかってしまい、終活の盲点となっている。

この本には、「デジタル遺品」に関するさまざまなトラブル事例が掲載されています。

その一つが、「亡くなった方のブログが悪用されて犯罪に加担してしまった」というものです。

まとめると、こんな事件です。

●夫が亡くなった後、趣味で運営していた人気のブログを、妻はそのまま残しておいた。
●半年後、夫の友人から「ブログのアカウントが乗っ取られているのではないか?」と妻に連絡が入った。
●その友人は、身に覚えのない買い物で数十万円が銀行口座から引き落とされてしまった、と言う。
●調べると、亡くなった夫のブログのアフィリエイト広告をクリックして買い物をしたことが原因とわかった。
●夫のブログのアカウントを悪意ある者が乗っ取り、詐欺サイトの広告を夫のブログに載せ、友人が被害にあってしまったのだ。

身につまされます。

僕が突然死したら、このブログをどうするか、なんて考えていませんでした。
というか、僕の家族は、このブログの存在さえ知りません。

そのほかにも、

●家族の写真や思い出は、どの媒体に保存してあるのか?
●ネット銀行や、ネット証券、通販サイトの注文、有料サイトや有料会員、レンタルサーバー、ドメイン管理の引き落とし、などをどうして欲しいのか?それをどうやって伝えるのか?
●ツイッターやmixi、FBなどのSNSを、死後どうするのか?
●それらのサービスを管理するための「IDとパスワード」はどのように伝えるべきか、どのように残すのか?
●見せたくない情報(エロ的なものとか)(^^;)を、どのようにすれば遺さずに済むのか?

などのことを、ちゃんと考えておかなきゃ。

何を遺し、何を伝え、何を(こっそり)処分するのか?

著者の萩原 栄幸さんは、セキュリティ・マネジメントの専門家であると同時に「終活カウンセラー」でもあるそうです。
この「終活カウンセラー」にも興味を持ちました。

高齢者向けの本かと思いましたが、そうではありませんでした。
パソコンやスマホを持つ、全ての人が読むべき本だと思いました。

   
 

コメント

  1. パルタ7 より:

    こんにちは。
    興味がわいてきたので、この本、早速図書館でリクエストしてきました。デジタル遺品の整理は、今後大きな問題になりそうな予感がします。

    • 正吉 より:

      パルタ7さん、コメントありがとうございます。
      確かに。このテーマいろいろな問題を引き起こしそうですよね。是非読んでみてください。

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