最初の子を妊娠した時、つわりがひどくて横になっていた場面がフラッシュバックする。
枕元に来た夫は言ったのだ。「ねえ、今日の僕のごはんはどうするの?」
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口答えするなら出ていけ! それか俺の代わりに働いてこい!
そしてけんかになると必ず言うのだ。「誰のおかげで飯が食えてるんだ!」
確かに私はこの人に頼って生きているのである。口下手で生真面目な夫がコツコツ働いてくれたから今があるのだ。感謝している。
だけど大嫌いだ。話し合いたいことはたくさんあるがこんな人と話したくもない。幸せなのにぜいたくなことを言っているだけなんだ、と言い聞かせる。でも、しんどい。
「うんざりな夫」という投稿を読んだ。
この夫くんの問題点は、
1.自立していない
2.仕事を愛してない
3.大事なことがわかっていない
という3点。
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1.自立していない
自分が食べるものを自分で用意できない。
または、妻が用意するのが当たり前だと考えている。
うちの高校生の息子くんだって、妻が寝ていたら、自分でゴハン作って食べるぞ。
「社会人」なのかも知れないけど、自立していない人間を「大人」とは呼ばない。
2.仕事を愛していない
「家族を食べさせている」という自尊心が、仕事を続けるための原動力になっているんだろうと思われる。
『そんなクソみたいな自尊心しか仕事のモチベーションにならないなら、そんな仕事はさっさと辞めちまえ』と言いたい。
「家族を食べさせる」くらい誰にだってできる。
違いは、どのくらい生活に豊かさを付け加えられるか くらいのものだ。
働けなければ、セーフティネットに頼る手だってある。「家族を食べさせてる」のは別に威張ることじゃない。
自分のしている仕事が好きならば、「誰のおかげで飯が食えてるんだ」なんて言葉は絶対に出てこない。
3.大事なことがわかっていない
この夫くんは、何のために仕事してるの?
自分のためなんじゃないの?
家族のためなんじゃないの?
自分も家族も不幸にしてるんだから、キミが仕事する意味なんてありません。
なんのために生きているのか、ちゃんと考えて出直してほしい。
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偉そうにいろいろ書いちゃったけど、このダンナは、少し前の僕に似ている。
僕も、40を超えたいい大人のクセに、
・自立できていなかった
・キライな会社の仕事を家族のせいにしていた
・自分にとって何が大事なことかをわかっていなかった
最低なオトコだった
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最後にこの奥様に一言。
「幸せなのにぜいたくなことを言っているだけなんだ、と言い聞かせる。」
これは、
「皆もこんなにツライ状況の中でがんばっている。自分もがんばらなきゃ。」
と考えてるブラック企業で働いている人と同じ考え方です。
他人との比較ではないと思います。
自分がどう思っているか、どう改善していくか、だと思います。
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僕は少し大人になったので大丈夫だと思うけど、「ウチのダンナ、理屈っぽくてうんざり」と言われないように気をつけようとは思う。(^^;)
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