会社を辞めてから、ゴールデンウィーク・お盆休み・年末年始などの連休には、用事を入れることが少なくなった。
どこに行っても込んでるし、渋滞にハマるのもイヤだし、家の中でゴロゴロしているのが一番だぁ!なんて感じでノンビリ過ごすことが多かった。
今年の黄金週間も、近場での友人とのキャンプの予定があるだけで、後は本でも読んで過ごそうと思っていた。
悪夢の始まりは、4/25の日曜日だった。
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この日は、バンド仲間が県内の大きな公園で野外ライヴを開催するので、10時からいそいそと出掛けていった。
バンド関係者とも少しずつ人間関係が出来てきたので、いろいろな人に挨拶をしながら、演奏を聴き、5時間くらいを楽しく過ごした。
野外ライヴ観戦中。
コロナでも野外なら心配無い。
楽しい。(^^) pic.twitter.com/fJ3INZEJqa— 正吉 (@syoukichi777) April 25, 2021
朝食はコーヒーのみだった。昼食は屋台かコンビニでいいやぁと思っていたのだが、公園内にはそんなものは無かったので、水を飲んでごまかし、夕方 公園を後にした。
家に帰ってきて、お腹が空いていたので、すぐに晩ゴハンにしてもらった。
鶏肉やら豚肉やら野菜炒めやら、かなりの量のおかずをつまみにして、焼酎も結構飲んだ。
少し苦しいくらいお腹いっぱいになって、22時頃には寝てしまったと思う。
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翌朝、下腹部にズーンとした痛みを感じた。少し気持ちが悪い。
(昨晩食べ過ぎちゃったしなぁ…)と思いつつ、愛犬くんの散歩に行った。
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午前11時過ぎだった。
突然お腹全体に強烈な痛みを感じた。
あまりの痛みで悪寒がしてきて額から汗が流れてきた。
トイレに行っても何も出ない。
痛みに耐えられず、妻に「救急の病院に連れていってくれ」と頼んだ。
妻はかかりつけの内科医に電話をしてくれて、「昼休みだけど診てくれるって」と言われたのでクルマですぐにその病院へ。
内科医では、血液検査をして、レントゲンも撮った。
しかし、原因がわからない。
昨晩に食べ過ぎた自覚があったので、浣腸と胃薬をもらって帰った。
家に帰って、浣腸をしてみたけど、出てくれなかった。
食欲なんてまるで無いので、何も食べずに横になった。
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夜11時過ぎに、また激痛がやってきた。
あまりの痛みで息ができない。
(あと1時間、この痛みが続いたらオレは死ぬな)と思った。
救急車を呼んでくれと妻に頼んだ。
妻はパニックになってしまっていたけど、長男くんが落ち着いて救急車の手配をしてくれた。
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救急隊員がやってきて、いくつか質問をされてから、救急車に乗った。
近くの公立病院が担当になったようだ。
(この辺りの記憶はとてもアイマイ。よく覚えていない)
点滴をされて、血液検査、尿検査、コロナの検査、レントゲン、CTと次々に検査を受ける。
夜中の2時頃に検査が終わって、「おそらく盲腸です」と言われた。
(盲腸だったのか…)
痛みやら、気持ち悪さやら、点滴やカテーテルの煩わしさやらで、もう意識も朦朧としていた。
「もうとにかく痛み止めをバンバンお願いします」と看護師さんに伝えて、その日は病院のベッドに入ったのだった。
(痛みの原因がわかって、痛みが治まれば、解決したも同然だなぁ、あー助かったぁ)なんて少し安心したんだけど、そんなに簡単な問題でも無いことが、この後わかってくるのであった。
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