朝起きて、雨が降っているのがわかると、
(雨か・・、行きたくねぇな・・)って、いつも思ってた。
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梅雨になると、いつも思い出す話がある。
僕が最初に勤めた会社はSE会社で、自分の会社にいる時間よりも、お客さんの会社にいる時間の方が長かった。(そういう仕事だった)
そのお客さんの会社に梅雨の時期に訪問したときに、役員さんから「雨なのに大変だね」と話しかけられた。
「正吉くんは雨なのに、よく、こんな遠い我が社まで来てくれるよね。サボりたかったでしょ?」と言われた。
「いえ-、そんな・・」と応えつつも、少しほっこりした気分になる。
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その役員さんは、こんな話をしてくれた。
「僕なんかはさ、若い頃、梅雨で雨が降ると会社サボってばかりいたんだよ。
会社に電話してさ、『風邪ひきました。休ませてください』つってさ。
会社サボって、家でカミさんといいことしてたの。
子供が3人いるんだけどさ。
3人とも、4月産まれなんだよ。
ほら、十月十日っていうじゃない?
3人とも、梅雨でサボってた6月頃にアレした子供なんだよね。
ワハハ・・。」
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この話が大好きだった。
(そうだよな。雨で会社行きたくないなら、家でカミさんといいことしてれば良いんだよな。。。)
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役員さんが若かった頃は、もう少しゆるくて良い時代だったんだろうな、って思った。
牧歌的というか。
20年くらいに聞いた話だから、逆算すると50年前くらいの話かな。
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今日、山梨は一日雨が降っていた。
僕は愛犬くんの散歩にも行けず、家で一日ぼーっとしていた。
読みたかった本を読んで、ギター弾いて、昼寝して。。。
(「カミさん」も家にいたけど、お互いいいことできる歳でもないし・・)(^^;)
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お昼ご飯を食べながら妻とテレビを見ていたら、痛ましい事件をたくさん見た。
(もっと心に余裕があれば、こんな事件起きないだろうになぁ)って思った。
ゆるくて牧歌的な時代は、また戻ってくるんだろうか。
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