田舎へのあこがれ、家が買えない!(前編) -僕の田舎暮らし物語1-

1.田舎暮らしを始めるまで

1-1.田舎暮らしへのあこがれ

僕がまだ20代の頃。

社会人になってから、毎年、仲間と山梨県の八ヶ岳南麓に遊びに行った。

八ヶ岳、富士山、甲斐駒ケ岳の山々が美しく、たき火をしに行く尾白川の水もとてもキレイだった。

木々の中で生活をしていると、自然と早起きになり、山や川で遊びまくった。

夜になると、山や川でたき火を囲んで、酒を飲み、普段都会の居酒屋では語れないような話もすることが出来た。

「こんな場所に住みたい!」と思うようになっていた。

でも、知り合いも友達もいない場所に住むことなど出来ないだろうな、とも感じていた。

社会人3年目の夏に一冊の本と出合った。

「週末・田舎人のすすめ」

という本だった。

「田舎に住めないのなら、通ってしまえばいいじゃないか」

「都会で仕事して、田舎で週末を過ごせばいい」

「二重生活は可能だし、楽しいよ」

そんなコンセプトの本だった。ものすごく勇気づけられた。

「オレだって、田舎に住めるかもしれない!」

そう考え始めた。

地方に移住することを 真剣に考え始めた。

田舎暮らし本や雑誌を買い集め、インターネットの田舎サイトで研究を始めた。

1-2.家が買えない!(前編)

学校を卒業してから、10年間横浜の会社に勤めていた。

結婚してからは、横浜のアパートに住み始めた。

長男が生まれてしばらくするまでは「せまいながらも楽しい我が家」だったのだが、長男が大きくなってくると、モノが増えてきて、家がせまくなってきた。

アパートは木造アパートの2階だったので、長男が走り回ることで下の人はかなりうるさく感じているはずだった。

「そろそろ、家を移らにゃ」と思い、いろいろ考えてみた。

1.もっと広い家を借りる
2.実家で同居する
3.マンションを買う
4.土地を買って一戸建てを建てる

1.もっと広い家を借りる

今よりも広い家を借りるのは、現実的であるが、3DKのアパート以上となるとかなり家賃がかかりそうだった。

その横浜のアパートの家賃は10万円だった。
会社からの家賃補助もない。
これ以上のお金を家賃にかけたら、貯金ができなくなる。

これはキツい。

2.実家で同居する

妻の実家は義姉さん夫婦が同居しているのでダメ。

僕の実家は父母二人きりなのでいいかも、と思ったが、同居に向かないタイプの家だし、嫁姑問題が起きそうだし、何より会社までの通勤時間が、片道2時間近くになるのがキツかったので却下。

3.マンションを買う

マンション購入は、あまり考えていなかった。

その頃は保険・保証のことは何も知らなくて、「高い金出して買っても地震が起きてツブれたら、土地は自分のモノじゃないんだから、ゼロになっちゃうじゃん」と考えていた。

4.土地を買って一戸建てを建てる

やはりこれが一番だが、一番現実性(実現性?)が無い。

一戸建てを目標に、まずは新聞の折込広告に入ってきた近くの物件に足を運んでみる。

住んでいたアパートの近くで「庭付一戸建て」を見て廻ってみる。

「いいな」と思う家はどれも5千万円以上である。

「5千万円・・・」

金は当然借りるのだが、返すのに何年かかるのだろう?

途方に暮れてしまった。

「お金なんかはちょっとでいいのだ」というユニコーンの「大迷惑」の歌詞を心の支えに生きてきたが、やはりお金が無いとダメなのかしら、と思い始めていた。

ずーっと前に僕が別サイトに書いていた記事を再掲しています。1990年~2005年くらいの話です。

続きます。

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