「縁起でもないから考えない」んじゃなくて、「備えあれば憂いなし」の気持ちで相続のことを考える

「息子である僕が父にできること」の続き。

手術の日が決まり、検査と準備のため、父は入院した。

もうすぐ手術が始まる。

先日、特に用事はなかったけど、実家に行ってきた。

そのときに、父が

「遺せるようなモノはあまりないけど、少しのお金と家は相続の対象になるからな」

「相続税が払えなくて土地と家を売ることになった、という話はよく聞くけど、そこまでの遺産や価値は無いから心配しなくていいと思うよ」

「今回の手術でオレに何かあったときは、まぁ、うまくやってくれよ」

と言った。

「そういうことも含めて、いろいろ研究したいから、FP(ファイナシャル・プランナー)の勉強を始めたよ」と僕が言うと、父は「そりゃいいな、よろしく頼むよ」と、とても嬉しそうな顔をした。

「縁起でもない」と思われたらイヤだな、と思っていたけど、やっぱり父も僕と同じ気持ちなんだな、と思った。

僕が逆の立場で、僕の息子くんたちが、僕が死んだときのために家族にとって一番良いカタチになるように手を尽くしてくれるなら、とても嬉しいと思う。

「最悪のことを考えておけば、最悪なことはめったに起きない」

というのが、僕がいろんなプロジェクトに参加したときに得た教訓だ。

備えたことが杞憂に終わってほしいと思うし、備えたことが最終的に安心につながればいいなと思う。

今、税理士さんが書いた「お金を残すしくみ」という本を読んでいる。

とても良いことが書いてあったので引用しておきます。

本書は、お金や財産を贈る方の立場、もらう方の立場の両方から書かれています。お金や財産を上手に残すためには、どちらか一方からの立場のみで理解すればよいというものではありません。

お金や財産を譲ってもらうためには、まず、財産を贈る側が上手に財産を残さなければなりません。そして、その財産を贈与税などの税金がかからないよう、上手にもらわなくてはいけません。

そこには、税金の知識などもテクニック的なことはもちろんのこと、お金や財産を贈る側ともらう側とで、しっかりコミュニケーションを取ることが欠かせないのです。

実際にほとんどの方は、お金や財産をもらうための話し合いを通じて、家族との絆をより深いものにしています。

   
 

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コメント

  1. 縁起でもない、といってリスクから目を背けるのは日本人の悪いところですからね。
    おそらく言霊信仰が邪魔をしているんでしょうけど。
    しっかり話しておいたほうがいいですね。

    • 正吉 より:

      招き猫の右手さん、コメントありがとうございます。
      そうですね。後悔のないようにしっかり話し合っておこうと思います。

  2. はなはな より:

    相続のことは最近は金融機関や市町村で説明会を開いているぐらいポピュラーになりましたね。
    私の周り(家族や親族など)は結構、勉強していたり、話題にしているようです。
    相続のことではないのですが、私の母は、父が亡くなった後の年金生活のことを気にしています。(専業主婦だったので、父が亡くなったら、年金が僅かなものになってしまうそうです。父は達者なのですが。)
    正吉さんも一度、ご両親の年金について聞いた方が良いと思います。
    相続もお母様に集中させた方が良い場合もあるかもしれません。
    (もちろん、相続金額が大きい場合は複数で分割した方が税金がかからないですみますが。)
    あと借金などはないかなども、念のため確認された方が良いかと思います。

    • 正吉 より:

      はなはなさん、コメントありがとうございます。
      詳しいアドバイスをありがとうございます。(^^)
      年金については確認しました。相続もそんなに大きくないので、母に集中するように考えています。借金は無かったです。(^^)
      節税のためにやることがこの本には、たくさん書いてありました。もっと勉強しようと思います。(^^)