会社を休んでから、自分がとても「ホワン」とするようになり、イライラすることがなくなってきている。
晩ごはんを家族4人で食べている。
愛犬の散歩にちゃんと時間をかけている。
身体や心が疲れたら、すぐに休むようにしている。
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そしたら、
お金のことをピリピリと考えることが少なくなった。
「疲れてるんだからそういう話は後にしてくれよ」という態度を自分がとらなくなった。
子供が言葉でうまく伝えられない様子の時、子供が言葉を探している時間を待っていられるようになった。
愛犬が散歩の途中で道草を食って、何かの匂いを何分もかけて嗅いでいるのを待っていられるようになった。
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僕は今まで、自分のためでもあるけれど、家族のために働いていると思い込んでいた。
僕がお金を稼がなければ、家のローンが返せなくなって今住んでいるお気に入りの家に住めなくなる。
僕がお金を稼がなければ、家族がご飯が食べられなくなる。
僕がお金を稼がなければ、子供たちは学校に行けなくなる。
僕がお金を稼がなければ、家族が路頭に迷う。
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だから、
僕ががんばってお金を稼がなければいけないと思っていたし、
効率的に過ごすことや、時間をうまく使うことを優先しなければいけないと思っていたし、
家族を顧みずに仕事優先になってしまうのも仕方がないことだと思っていたし、
仕事のイライラを家族にぶつけることも多くあって、僕と家族の関係は良好とは言えなかった。
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家族の関係に少しくらいのヒビが入っても、生活するためのお金を稼ぐことの方が重要だと、どこかで思っていた。
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でも、僕は間違っていた。
そんなことは家族の誰も望んでいなかった。
僕の考えは全く間違っていた。
ちょっとくらい貧乏でも、夫であり父である僕と、家族は笑っていたかったんだ、と気づき始めている。
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そんなことがわからなかったなんて、僕はバカだな。
コメント
他の人のブログにも書きましたが、人は何かを得ることで何かを確実に失うものです。逆説的になりますがそれなら何かを失うことで得られるものもあるって事ですよね。貴方の場合、それが家族とのつながりだった訳ですね。…なんか以前TVで放送された村上龍原作・「最後の家族」を思い出してしまいました(^_^;)。
名もなき投稿者さん、コメントありがとうございます。
「何かを失うことで得られるものもある」なるほど。いい表現ですね。ありがとうございます。
いい方向に向かっているようですね
消費しないピノキオさん、コメントありがとうございます。
そうですね。いいことばかりではありませんが、いい方向には向いているようです。(^^)
過度に責任を感じるのが良くないですよね。
一家の大黒柱とか、ああいう言葉も嫌いです。
責任は皆で分かち合えばいい。
日本社会は過度に男性に責任を負わせすぎだと思います。
私はいい意味で無責任に生きていくつもりです。
招き猫の右手さん、コメントありがとうございます。
責任を感じ過ぎるのはよくないですね。僕の場合、感じなくてもいい責任を一人で勝手に背負って、勝手にピリピリしていたのだから、どうしようもありません。息子も大きくなって頼りになってきたので分かち合っていくようにしたいです。