改善をするための改善が必要なんて

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会社で仕事をしていると、
「ここがムダだから、こう改善すれば皆が楽になれるじゃん」
という改善案が出てきます。

その改善案に手をあげると、そのまま手をあげた人の責任になることが多いです。

改善の企画案を作り、
承認を受け、
予算案を作り、
決済を受け、
計画を作り、
承認を受け、
計画の進捗を管理し、
トラブルがあればその対処をし、、、

そしてその改善案が実行され、業務の流れが出来るまで最後まで面倒を見なければいけません。体力的にも、精神的にも大変な苦労をします。

そして、その改善プロジェクトを仕上げても、直接ご褒美がもらえるわけではありません。
すぐに、給与が上がるわけでも、ボーナスが上がるわけでもありません。
(残業をたくさんしなければならなるので残業代は増えますね)
(出世が早くなるので、間接的には給料やボーナスが増えるのは早くなりますね)

改善に手をあげない人は、手をあげた人のお手伝いをしてくれます。
でも、手をあげない人にとっては「やらされ仕事」なので、あまり一所懸命に動いてくれなかったりします。
というより、「なんで、こんな改善提案したの?」という態度で仕事をしたりします。

そうして、改善に手をあげた人は
「改善をすること=自分が苦労すること」
と認識し始めて、改善のスピードが遅くなったり、改善を行うことをやめてしまったりします。

「こんなことじゃイカン!」と思うのですが、こうなってしまう土壌自体を改善しないと、
この悪循環は続いてしまいます。

こうして、現場の改善はなかなか進まず、非効率なまま「トップが考えた企画」が優先されていきます。

出来るなら、自分が得意な分野の改善を、
「その仕事なら、オレが得意だから、オレに任せておけよ」
と言って、すばやく改善したいです。

でもそれがなかなか出来ません。

自分に余裕が無いのです。
周りも余裕が無いのです。

こうして仕事がつまらなくなっていきます。

   
 

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