日本の男のストレスの正体 -安冨歩教授に聞く-

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昨日、twitterを眺めていたら、こんなタイトルの記事が目に止まりました。

「男のストレスの根源にある『罪悪感』を癒すには?-東京大学東洋文化研究所 安冨歩教授に聞く『ストレスの正体』-」というタイトルの記事でした。

リンクを貼っていないのは、上記の記事が連載の最後(第3回)で、連載の第1回から読んだ方が良いと思ったからです。

連載の1回目の記事がコレです。

「男がなぜ苦しいのかって、それはひとえに、目に見えない暴力を受け続けているから。そこから逃げられないのは、こんなこともできない自分が悪いんだという『罪悪感』があるからです」。

“女性装の大学教授”として知られる東京大学東洋文化研究所の安冨歩教授は、男性の心の苦しみについてこう語る。

「東大教授」「経済学者」という超エリートでありながら、自由に自分を表現する安冨氏だが、氏自身も、かつては男性特有の息苦しさを感じ続けていた。
なぜ、現代の男性は生き辛さを感じ、苦しんでしまうのか。その根本的な原因を伺った。

 
会社を辞めて自由になったのに、どうして未だにストレスやうつ病のことを話題に上げるかというと、僕の病気(双極性障害)が、まだ治っていないからです。

医師曰く「ずっと仲良くしなければいけないかもね」ということなので、そういうことなんだと思います。

・治る見込みのあるときにしっかり休まなかったからなのか?
・ツライ思いを我慢し続けてしまったからなのか?

理由はわかりませんが、未だに「ズーン」と地の底に落ちていってしまったり、ベッドから起き上がれなかったりすることがあります。

なので、ストレスや精神的な苦しみ、また、その対処方法に関することにはアンテナを張り続けていますし、今がツライと思っている人には、僕の二の舞になって欲しくないなという気持ちがあります。

人はどんな時に息苦しさを感じるかというと、目に見えない抑圧や暴力を受けている時です。

今、日本のサラリーマンにどのようなことが起きているかというと、例えばこんなことです。
給料はちゃんと支払われているものの、意味のない仕事をやらされている。無意味な仕事を断りたいけど、そんなことは不可能だと思っている。転職の自由はあるはずなのに、会社を辞められない。目標を達成しても、一時的にはほっとするけれど、喜びを感じられない。むしろ、「次も失敗するわけにはいかない」という焦燥感の方が強くなってしまう…。
 
こんなふうに、見えない何かに取り囲まれている感じなんですよね。むしろ、それらを守ることに必死になっている。これは、社会からのモラル・ハラスメントともいえます。見えない精神的暴力を受けているのと同じ。

これはね、目に見える暴力よりも苦しいんです。目に見える暴力ならば、そこから逃げ出すとか、戦うとか、あるいは諦めて死んでしまうとか、何らかの結末がありますよね。

でも、目に見えない暴力に取り囲まれていると、苦しみが終わらないんです。暴力や抑圧を受けていることを自覚できないので、そこから逃げ出すこともしないし、戦うこともしないし、死ぬこともない。

だから、原因の分からない息苦しさ、生きづらさを感じてしまうんです。

その根幹にあるものは、「罪悪感」。みんな、「こんなこともできない自分が悪いんだ」と思ってしまうんですね。

「仕事が苦しいのは、自分が無能だから」と思うな:日経ビジネスオンライン

 
この記事は4ページあるんだけど、1ページ目は誰でも読めます。
2ページ目以降は「日経ID」があれば読めます。IDの取得は無料です。
日経の有料記事も読めることがあるので、もっていない方はこの機会にぜひ取得を。
でも、時間が無いから続きを教えてくれよという方もいると思うので、引用無しで概要を書きます。

●まず、苦しいという事実を認識する(とても難しいけど)

●社会人生活の中で息苦しさを感じ続け、40~50代になって限界が来てしまい、うつ病になったり、会社に行く気がなくなったりすることは正常で、会社の中で息苦しくなって死にそうになっているというのは正常だということを認識する

●自分だけが悪いのではなくて、ほかにも悪いものがいっぱいあるんだと考え始める。
自分自身の中にある「罪悪感発生プログラム」と向き合い始める。

「ここが、息苦しさから抜ける第一歩。」

「皆は何とかやってるんだから、出来ないのは自分が無能だからだ」
「今の自分の立場を失ってしまうとマズいから、何とかしなきゃ」
「こんなに苦しくてツライと感じるのは自分がおかしいからだ」

こういう考え方は間違っていた、と、今の自分はわかっているけれど、数年前の自分はその誤りに気づいていませんでした。

自分と向き合ったその後は、どうすればいいのか?

次回に続けますが、待ち切れない人は日経ビジネスオンラインの記事の続きを読んでください。

この「安冨歩さん」という人。
スゴイ人ですね。
久々に衝撃的な出会いを感じました。

僕はあまりテレビを見ないので知りませんでした。
マスコミにもたくさん出ているんですね。

(女性に見えるんだけど、なんか男っぽいよな)と思いました。
このことについては知らない人もいると思うので、次回以降に書きます。

「会社にいると息苦しい」と感じたとき、会社を辞めなくても道はあるかも知れない

   
 

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