家族関係の修復と人生の真理

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なかなかうまくいかないからの続き。

家族関係(僕と妻子の関係)の修復ができた。

キッカケは夕食時に起きたちょっとしたことだった。

我が家は全員ハラミの焼き肉が大好き。

スーパーで安売りしていたというハラミ肉を焼いたやつがとてもウマそうだった。

食べてみると、やっぱりすごく美味しくて「これなら焼き肉屋に行かなくても良いくらい美味しい」と僕が言った。

長男くんが「でも石焼きビビンバがあるから、やっぱり焼き肉屋は必要だな」と言った。

そこで、妻が「家ではあのビビンベの味は出ないからね」と言った。

ビビンベ。。

ビビン・・。

さりげなく聞き流すつもりだったんだけど、家族の動きが止まった。

「ビビン、って・・」次男くんがつぶやいた。

「ブッ!」と僕が飲みかけていたビールを吹いてしまった。

そこから笑いの連鎖が始まって止まらなくなった。

5分くらいずっと4人で笑っていた。

(よかった・・)

皆、こうやって食卓で笑い合えるのを待っていたのかも知れない。


食事のあと、妻と2人で話した。

妻は、「正吉は、長男くんに対する態度を『先送りするのは良くない』と言ったけど、『今を乗り切る』という意味では『先送り』でもいいんじゃないだろうか?」というようなことを言った。

「長男くんが将来困ることになるかも知れないけど、まずは今を大切にしたい」とも。

確かにそうかも知れない。

僕は、昨年、復活した長男くんに「これからは無理に学校に行かせることはしないから、学校に行くかどうかは自分で決めるんだよ」と話した。

「親が『行け』って言うから」「学校に行かないと親が悲しむから」などの理由でイヤイヤ学校に行くのは(おかしい)と思っていたからだ。

でも、長男くんの悩みや問題はもっと深いのかも知れない。

まだ、いろいろな問題を抱えているのかも知れない。

突き放すのは早かったのかも知れない。

僕はこのブログで「老後のことを不安がって、今を犠牲にするなんてバカみたい」ということをずっと書いてきた。

でも、長男くんの将来を不安がって、優しくすべき今に厳しく対処するのも「バカみたいな事」なのかも知れない。

いつだって大切なのは、未来じゃなくて現在だ。

妻はこんなことも言った。

「私が望んでいるのはたった一つのことだけだよ。『今日もゴハンが美味しいね』と家族で食卓を囲むことだけだよ。それが出来ていれば何もいらないよ。今晩のゴハンはとてもおいしかったよ」と言って、泣き始めるもんだから、僕もつられて泣いてしまった。

いやぁ、やられてしまった。

人生の真理というか、何が一番大切か、を教えられちゃった感じだ。

我が家はきっと大丈夫だ。

長男くんは思い切り仏頂面だったけど、今日も学校に行った。

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