「こんな会社に勤めていたくはないけど、お金が心配だから辞められない」と考えてる人にこの本を薦めます(2)

(「貧乏はお金持ち」紹介(1)の続きです)

悪いクセで、本を紹介するときにやたらと引用し過ぎてしまいます。
僕の下手な解説なんか書くよりも、本文をそのままを載せた方が意図が伝わると思うからです。

中には、引用しかしていない記事があったり、引用した文章の一部を勝手にカットしちゃったりもしてます。
著作権法違反で訴えられちゃいそうですが、著者の方は本が売れて、読者の方は良い本を知ることで知識が増え、僕はまとめることで知識を整理できてブログの記事が増える、Win-Win-Winで悪いことはなさそうなので、著者の方々はどうかお許しください。

「自由な人生にとっていちばん大事なのは自分の手でお金を稼ぐこと」「でも、そのためにはいったいどうすればいいんだろう?」

市場経済というのは、「お金」という共通の尺度でモノとモノとを交換する仕組みのことだ。資本主義は、「もっと豊かになりたい」という人間の欲望によってお金を自己増殖させるシステムである。このふたつが合体した経済世界で私たちがお金を獲得する方法は、つまるところたったひとつしかない。

資本を市場に投資し、リスクを取ってリターンを得る。

これだけだ。

働く能力を経済学では「人的資本」という。若いときはみんな、自分の人的資本(労働力)を労働市場に投資して、給料というリターンを得ている。

このように私たちは、人的資本を労働市場に投資したり、金融資本(手持ちのお金)を資本市場(金融市場や不動産市場)に投資したりして、生きていくための糧を得ている。若いときは人的資本で稼いで、年を取って働けなくなると金融資本と年金で生活する、というのが一般的なパターンだ。

(中略)

この本では、お金と世の中の関係を徹底して考えてみたい。なぜそんなことをするのかって? 自分が生きている世界の詳細な地図を手に入れることができれば、ほかのひとより有利な場所に立つことができるからだ。

 
早期退職・セミリタイア・リタイアをする、ということは、人的資本を労働市場に投資して給料をもらうことを辞めることです。(一時的に辞める、事業を始めて自分で稼ぐ、金融資本の運用と年金で死ぬまで生活する、などパターンはいろいろあると思います)

僕の場合、金融資本と年金だけでは生活していけないので、まだまだ人的資本を投資していかなくてはなりません。
でも、雇われる働き方はもうコリゴリなので、会社員とは異なる労働市場に、自分という人的資本を投資しなきゃと考えています。

じゃあ、どんな労働市場で、どんな働き方をするのが、自分にとって有利なのかをまずは考えなければいけません。

よく知られているように、脱サラの成功率はあまり高くない(一般に3割程度といわれている)。それにはいろいろな理由があるだろうが、そのひとつにフィナンシャルリテラシーの欠落があることは間違いない。純粋培養されたサラリーマンが、羅針盤も海図もなく徒手空拳で市場の荒波に乗り出していく。会社の財務状況を把握できず、余分な税金を払い、高い利息でお金を借りていれば、あっという間に難破してしまうのも当然だ。

(中略)

本書のもうひとつの主題は、「法人」をめぐる謎である。

会社をつくることによって、個人とは異なるもうひとつの人格(法人格)が手に入る。そうすると、不思議なことが次々と起きるようになる。詳しくは本編を読んでほしいのだが、まず収入に対する税負担率が大幅に低くなる。さらには、まとまった資金を無税で運用できるようになる。そのうえもっと驚くことに、多額のお金をただ同然の利息で、それも無担保で借りることができる。

こうした法外な収益機会は、本来、自由で効率的な市場ではありえないはずのものだ(経済学の大原則は、「市場にはフリーランチ(ただ飯)はない」だ)。ところが実際には、人格をひとつ増やしただけで、簡単にフリーランチにありつくことができる。

こうした奇妙な出来事は、国家が市場に介入することから引き起こされる。世界大不況で「市場の失敗」が喧伝されたが、じつはそれ以前に、国家が市場を大きく歪めている。その最大のものは世界中の国家が好き勝手に貨幣を発行していることなのだが、それ以外にも市場には無数の制度的な歪みがあって、それによって理論上は存在しない異常現象が現実化するのだ。

アメリカのフリーエージェントがマイクロ法人になるのは、国家の歪みを最大化するためである。それをひとことでいうならば、

マイクロ法人は、国家を利用して富を生み出す道具である。

 
以前に「宝探しが好き」と書いたことがあるのですが、「こんなもん見っけたよ」ということに、感動と喜びを感じる傾向が僕にはあります。「国家の歪みを最大化する」なんて言葉は特に大好きで、そういう秘密は何をおいても知りたいです。

「なまけもの」でもある僕は、できるだけ効率的に生きるためのお金を得たいし、できるだけ税金や社会保障費を払いたくありません。
こういうことを書くと「うわ、コイツ最低」のような反応をされますが、よくわからないもの・信用できないものに、喜んでお金を払うほど僕はお人好しではないです。

国民年金の収支は、未納や支給額の増大で大幅な赤字に落ち込んでいます。
本書の第4章「磯野家の節税」でも説明されていますが、この赤字を補填しているのは厚生年金です。国民全体の年金の赤字を会社員が埋めているのです。

会社員の社会保険料は、会社が代行徴収するから取りっぱぐれがありません。取りっぱぐれが無いからこそ、今後もそこからの負担が増えていくことは目に見えています。

本書の特徴は、以下のように要約できる。

1.誰でも利用できる。
自己啓発系の問題解決法は刻苦勉励を要求するし、人一倍努力しても成果が出るとはかぎらない。それに対してマイクロ法人戦略は、フリーランスや個人事業主であれば誰でもすぐに利用でき、特別な知識や努力は不要で、なおかつ確実に効果がある。
2.いつか必ず役に立つ。
終身雇用制が崩壊したいま、誰もが人生においていちどは独立を考える場面を迎えるはずだ。そんなとき、会計・税務・ファイナンスの実践的な知識は必ず役に立つだろう。
3.いつまでも使える。
効率的な市場においては超過利潤を得る機会は一瞬にして消えてしまうが、制度の歪みから生まれる利益(黄金の羽根)は既得権として固定化されるから、いちど習得すればいつまでも使える。

 
ここまで書いても(引用しても?)、まだ「まえがき」の紹介が終わりません。(^^;)
でも、興味がわいてきませんか?

次回3回目で、いったん「貧乏はお金持ち」の紹介は終わります。
心が病んでしまっている会社員の方に読んでもらいたいことが書いてあるんです。

(続きます)

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