恐竜の尻尾のなかに頭を探せ -「橘玲本」をしゃぶりつくす(5)-

「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」を、橘玲さんは

「伽藍(がらん)を捨ててバザールに向かえ。」
「恐竜の尻尾のなかに頭を探せ。」
という2行に要約しています。

「恐竜の尻尾のなかに頭を探せ。」の意味は・・・。

これ以上ネタばらしをすると、橘さんに怒られそうなので、答えを探してみてください。
または、本書を読んでみてください。(^^)

ヒントは「ロングテール」です。

「やりたいことをやりなさい」
「自分の好きなことを仕事にしなさい」
「好きなことなら続けられます」
「好きなことを仕事にすれば成功できます」

よく聞く言葉です。

正しいと思います。

その通りだと思います。

でも、それだけではダメなのです。

大丈夫な時もあるけどダメな可能性が高いのです。

僕の好きなことは、

・お酒を飲むこと
・おいしいものを食べること
・家族と旅行すること
・かわいい女の人とくだらない話をすること
・気の合う男友達とくだらない話をすること
・たき火をしながらボーっとすること
・本を読むこと
・漫画を読むこと
・音楽を聴くこと
・ギターやベースを弾くこと

と、書いていてイヤになってきてしまうほど無駄で無力なことが多く、仕事に結びつくとは思えません。

でも、これらのことでも、「突き詰めて」「突き抜ければ」収益につながるかもしれません。

・ギターを弾くことで、ミュージシャンになれるかもしれない。曲がItunesでバカ売れするかもしれない。
・こうして読んだ本の感想を「書評」としてブログにアップしておけば、ブログ経由で本を買ってくれる人がいるかもしれない。それがアフィリエイト収入になるかもしれない。
・おいしいものを食べた後にレポートしておけば、食べログ的なものになって収益化できるかもしれない。

「奇跡的に売れても生きていけるだけのお金は稼げないだろう。」
という結論になってしまうとは思うのですが、「好きで食う」の方法を本気で考えれば「何か」が出てきそうな気はします。

「好きであろうこと」は他にもあるし、そんなに好きでもないけどキライでもない「収益化」できることはもっとあると思います。
超ニッチで、「そんなこと誰も興味ないよ」という所にチャンスがあるかもしれません。

バイク便ライダーは「好き」を仕事にしているけれど、数年で身体をこわして辞めていく。いったいどこが間違っているのだろう。
それは彼らが、「好き」をビジネスにする仕組みをバイク便会社に依存しているからだ。
「好き」を仕事にしたいのなら、ビジネスモデル(収益化の仕組み)を自分で設計しなくてはならない。

 
 
この本、会社を辞めて生きていこうとしている今の僕にとって、すごく勇気をくれる内容となっております。

「あとがき」の一番最後の文章を読んだとき、僕はとてもうれしくなりました、と同時に「この人やっぱりアタマいいなぁ、ちぇっ」と思いました。

「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」

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コメント

  1. 連載ありがとうございました
    いろいろと思い出しました
    自分で設計というところ、まったくそのとおりだなと思います

  2. 正吉 より:

    消費しないピノキオさん
    ありがとうございます。
    この記事を書くために何回も読み直しました。おかげさまで深く理解できて糧になったような気がします。

  3. バネ より:

    橘玲さんの本をちょうど読んでます。
    資産防衛マニュアル

    • 正吉 より:

      バネ様
      コメントありがとうございます。
      橘玲さんの本についてもっともっと書きたいのですが、なかなか書けないでいます。